日本の官民団体が相次ぎ訪台、各地で広がる交流の輪

福島県玉川村が南投県鹿谷郷を訪問、茨城県議会も高雄市議会を訪問

【6月27日 台湾週報】

 昨今、日本と台湾の各分野における交流はますます盛んになり、政府や民間団体の相互
訪問による実務的な活動も頻繁に行われている。南投県鹿谷郷と友好関係にある福島県玉
川村の車田次夫村長を団長とする同村関係者12人が6月26日、鹿谷郷を訪れ、林光演・郷
長(村長)と会見し、現地の学校を見学するなどして交流を深めた。

 玉川村と鹿谷郷は18年前に友好関係を締結した。一行は、林郷長から鹿谷郷の歴史や風
土について紹介を受けたあと、台湾でも有名な茶所として知られる現地特産の「凍頂烏龍
茶」を試飲し、台湾茶の魅力に触れた。さらに、鹿谷郷の豊かな大自然の中に立つ地元の
内湖小学校を見学した。ここは杉の林がそのままキャンパスとなっており、瀟洒な木造校
舎が目を引く。車田村長は「素晴らしい環境のもとで勉強している鹿谷の子どもたちは本
当に幸せだ。内湖小学校の環境は世界の手本となる」と絶賛した。

 一行は今回、チャーター便で福島空港から直接台中の清泉崗空港に到着した。車田村長
は、福島空港が日台交流のルートとして非常に便利であることを示し、今後福島—台中間
での定期便の就航に向けて台湾の航空会社と協議する用意があることを明らかにし、林郷
長も実現に期待を示した。

 一方、茨城県市の議会議員からなる訪問団が同日、高雄市議会を訪れた。一行は、小松
崎常則・茨城県市議会議長を団長とする51人で、蔡見興・高雄市議会議長を訪問した。蔡
議長は、高雄市が150万人の人口を擁する台北に次ぐ第二の都市であり、日本との関係が非
常に深いことを指摘した。その具体例として、高雄市が横浜市議会と大阪府議会と姉妹都
市議会関係を締結していること、高雄市には日本人学校があり、同市に住む日本人は約2,0
00人に上ること、多くの優秀な日本企業が高雄に投資しており、高雄市の新交通システム
(MRT)建設にも参加していることを示した。

 小松崎議長は高雄市議会の招待に感謝するとともに、茨城県はロボットと航空産業の基
盤が作られており、同県の特産物である納豆は日本全国にその名を知られていることなど
を紹介した。そのうえで、高雄市議会と茨城県の交流がさらに密接となり、経済、文化交
流を強化し、両国の友好促進につながるよう期待を示した。


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