【江畑哲男BLOG:2015年12月20日】
https://shinyokan.jp/senryu-blogs/tetsuo/
https://shinyokan.jp/senryu-blogs/tetsuo/
拓殖大学前総長・渡辺利夫先生のお話を聴いて参りました。昨12月19日(土)午後、日本李登輝
友の会主催の「日台共栄の夕べ」にて。講演の会場は、拓殖大学の後藤新平・新渡戸稲造記念講堂
でした。
同記念講堂は、E館という真新しい建物の中にありました。新図書館なども入る最新でモダンな
スバラシイ建物。と同時に、落ち着いた色彩の味わい深い建物でもありました。
E館1階が、後藤新平・新渡戸稲造記念講堂になっておりました。入口には、両氏記念の名にふ
さわしく、お2人の胸像が並んでおります。その胸像は、ナント台湾の許文龍氏からの寄贈なんだ
そうです。いいですねぇ。
ついでに申せば、E館9階が展望ラウンジの眺めが最高でした。同会主催の忘年会は講演会の後
このラウンジで開かれたのですが、西に富士山、東にスカイツリーを望む絶景。そうした景色を楽
しみながら、台湾にゆかりのある方々との懇親会は格別でした。
そうそう、渡辺先生の講演です。演題は上記で、例の「歴史認識問題」をその発端から丁寧に冷
静に資料に基づきながら、解き明かしていただきました。勉強になりました。
別件。
渡辺先生の数ある著書の中で、『アジアを救った近代日本史講義−戦前のグローバリズムと拓殖
大学』(PHP研究所、2013年)が、小生は好きです。先生のお人柄も著書から浮かび上がってま
いります。教員が範とすべき姿勢をいつも感じます。この本、台湾に関心のある方ならぜひ読んで
いただきたいものです。
それにしても素敵な小半日、知的な講演を、有難うございました。