戒厳令の犠牲者遺族に謝罪 台湾の馬英九総統

【7月15日 MSN産経ニュース】

 台湾で国民党が1949年から約38年間にわたって敷いた戒厳令の解除から21年を迎えた
15日、戒厳令下の反体制活動封じ込めを狙った迫害の犠牲者を悼む集会が台北で開かれ
た。馬英九総統は「台湾であのようなことが永久に起きないよう望む」と述べ、政府代
表として犠牲者の遺族らに謝罪した。

 中央通信社などによると、国民党の馬総統によるあいさつの中、両親が迫害されたと
いう女性が「国民党は党資産で償え」と大声で叫ぶ場面もあった。

 戒厳令下の台湾では厳しい弾圧が行われ、当局が現時点で認めているだけでも、少な
くとも700人以上が処刑された。(共同)



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