岸信夫防衛大臣「台湾は日本にとって“大切な友人”」

 岸信夫・防衛大臣の台湾への姿勢は揺るがない。防衛大臣に就任後も、「自由や民主主義、法の支配という基本的な価値観を共有するパートナー」と述べ、「我が国にとって不可欠な存在」(月刊「Voice」2020年12月号)と言い切っている。

 東日本大震災から10年目を迎えた3月11日、台湾の蔡英文総統がツイッターに「十年が経ちましたが、その間台日一緒にさまざまな困難を乗り越え、その絆はますます強まっていると思います」という投稿に、3月14日、御礼とともに「日本にとって“大切な友人”」とツイートして謝意を示した。

岸信夫・防衛大臣ツイッター【3月14日】<蔡総統、ありがとうございます。台湾は民主主義、人権、法の支配等の価値を共有する日本にとって“大切な友人”です。東日本大震災の時、日本が最も大変だった時、台湾が手を差しのべてくれたことを絶対に忘れません。>

蔡英文総統ツイッター【3月11日】<十年が経ちましたが、その間台日一緒にさまざまな困難を乗り越え、その絆はますます強まっていると思います。犠牲者のご冥福を心より祈るとともに、コロナ禍が早く収束し、東京オリンピックも順調に挙行され、台湾と日本を自由に行き来できる世の中が早く訪れることを願っています。>

 3月16日、日本は茂木敏充・外務大臣と岸信夫・防衛大臣、米国はアントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官が対面で臨む「安全保障協議委員会」(2プラス2)が東京で開かれる。日米で進める「自由で開かれたインド太平洋」がどのように位置づけられるのかとともに、台湾や中国に関する岸防衛大臣の発言に注目したい。

──────────────────────────────────────※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者: