【片倉佳史の台湾便り:2011年12月17日】
http://www.katakura.net/cgi-bin/mailmagazine/backnumber.cgi
http://www.katakura.net/cgi-bin/mailmagazine/backnumber.cgi
基隆市に沖縄と台湾の絆を示す像が落成しました。これは琉球漁民慰霊碑、そして「琉
球ウミンチュの像」と呼ばれています。12月1日には除幕式が催されました。日本統治時代
は社寮島と呼ばれていた和平島ですが、ここにはかつて、沖縄県出身者が数多く暮らし、
台湾最大の沖縄人集落となっていました。終戦後、大半の人々はこの地を去りましたが、
台湾の人々は戦前の物故者や戦没者、また、白色テロの時代に命を落とした人々の遺骨を
萬善公という祠に納め、祀ってきました。この碑はそういった事情を知った沖縄の事業家
や篤志家によって発議されたそうです。
http://uminchuzo.ti-da.net/
↑ ここに詳しい経緯が記されています
和平島公園までは基隆駅前からバスでアクセスできますが、ややわかりにくいので、タ
クシーの利用が便利。所要15分ほどです。この日、引き揚げ者の方にお話しをうかがいま
したが、こうした絆を大切にする沖縄の方々の心意気と台湾の人々の優しさがとても印象
に残りました。
琉球漁民慰霊碑・琉球ウミンチュの像【台湾特捜百貨店:片倉佳史の台湾体験】
http://katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=939