湾元(約11億4000万円)の大ヒットとなった。9月25日にはアンコール上映が始まっている。日本
では来年1月24日に公開予定だ。
嘉農(かのう)こと嘉義農林学校(現在の国立嘉義大学)が昭和6(1931)年の全国中等学校優
勝野球大会で準優勝するまでを描いた映画が「KANO」だ。
嘉農の監督は、愛媛県松山市の松山商業の監督をつとめた近藤兵太郎(こんどう・ひょうたろ
う)。映画では永瀬正敏氏が演じている。つい最近、台湾のアカデミー賞とされる金馬奨の主演男
優賞候補に挙がった。日本人候補は初めてだという。
話題に事欠かない映画「KANO」だが、昨日(10月6日)は松山市で近藤兵太郎を顕彰するモ
ニュメントの除幕式が行われ、近藤監督役の永瀬氏も参加したという。
KANO日本語版facebookでも、永瀬氏らの動向を伝えている。
◆KANO日本語版facebook
https://www.facebook.com/Kano.japan
台湾チームで甲子園準V、故・近藤氏たたえ記念碑
【朝日新聞:2014年10月7日】
http://www.asahi.com/koshien/articles/ASGB64FGQGB6PFIB002.html
日本統治時代に台湾チームを率いて夏の甲子園で準優勝した元松山商業高監督の故近藤兵太郎
(ひょうたろう)氏(1888〜1966)の功績をたたえるモニュメントの除幕式が6日、松山市市坪西
町の坊っちゃんスタジアム近くであった。
近藤氏は母校の松山商で監督をした後、台湾の嘉義農林学校の監督に就任。1931年に準優勝に導
いた後、新田高や愛媛大でも監督を務め、愛媛と台湾の野球発展に尽力した。モニュメントは松山
商と新田のOBらでつくる「近藤兵太郎をたたえる会実行委員会」が制作。高さ2・2メートルで、
近藤氏の教え「球は霊(たま)なり」を記したボールをかたどった。
近藤氏がモデルになった映画「KANO」が2月に台湾で公開され、日本でも来年1月に公開が予
定されている。除幕式には近藤役を演じた俳優の永瀬正敏さんらも参加し、完成を祝った。新田高
野球部で近藤氏から指導を受けた実行委の林司朗会長(81)は「野球を愛する人たちが熱い戦いを
繰り広げるこのスタジアムで、勝者も敗者も見守ってください」とあいさつした。