台湾産マンゴーの季節到来、農業委員会が品質の良さをアピール

7月7日〜9日、蘇煥智・台南県長が来日して東京と北海道で販売促進活動

【6月5日 台湾週報】

 台湾では日本向けの愛文(アーウィン)マンゴーの出荷が5月中旬から始まり、8月上
旬まで続く。この数年、日本でも高級品としての宮崎産マンゴーとならび、そのおいし
さは互角でありながら廉価という優位性で人気のある台湾産マンゴーが、再び店頭に並
べられる季節となった。

 毎年、台南県産の愛文マンゴーの販路拡大のために来日している蘇煥智・台南県長
(知事)は、今年も7月7日〜同9日に、同県農業関係者で組織される20名前後の訪日団
メンバーと共に、東京および北海道で販売促進活動を行う予定だ。

 また、行政院農業委員会農糧署(以下、農委会)でも、台湾産マンゴーの品質の良さ
をアピールしており、「台湾は亜熱帯の地にあり、マンゴーの栽培にきわめて適してい
る。現在、その栽培面積は1万8,000ヘクタールあまり、年間生産量は21万5,000トンあ
まりである。主な生産地域は、台南、高雄、屏東県などであり、土芒果、愛文、金煌、
海頓、凱徳などの品種を栽培しているが、愛文マンゴーの生産量が最も多い。台湾産の
マンゴーは、合理化された生産と袋がけ栽培により、安全で品質が良く、さらにみずみ
ずしく味も良く、『台湾の熱帯果物の女王』の称号に恥じぬものであり、国際的にも有
名である」と説明している。

 農委会は「国内のマンゴーは、自然の環境の下で成長し、さらには栽培技術の向上お
よび品質管理の改善により、国産の愛文マンゴーの色つやは鮮やかであり、香り高く、
食感もきわめて良く、色、香り、味のすべてが揃っており、高い国際競争力を持ってい
る。そのため農委会は2004年から、愛文マンゴーを輸出の旗艦農産物と位置づけている。
この3年間、輸出量も大幅に増大し、販路はアジア地域から米国、欧州、豪州にまで拡
大し、輸出先は10数カ国に上る。税関ベースでの輸出統計によると、2005年のマンゴー
の輸出量は915トンで、06年は2,703トン、07年には4,838トンまで増加し、05年の輸出
量より428.7%の大幅な伸びを示した」と強調した。

 さらに「近年来、台湾産マンゴーの品質の良さは、日本マーケットでも評価が高く人
気があり、昨年、日本のYaHooが行った『世界のマンゴー 食べくらべ』でのインター
ネット投票では、台湾産マンゴーが品質と価格の面で最も日本の消費者を引き付け、投
票総数5万6,306票の中で、4万2,292票という圧倒的多数で第1位となり、全体の76%を
占め、台湾産マンゴーが日本マーケットできわめて高い競争力があることを示すものと
なった」と指摘した。

 農委会では、「台湾産マンゴーの輸出量は、年々増加しており、将来的な輸出に対応
するために、今後は、安全で安定した輸出のサプライャーチェーンの確立を強化し、台
湾産マンゴーの衛生面における栽培から出荷までの全工程における安全の品質管理の強
化を行い、台湾産マンゴーの国際マーケットにおける優れた品質、安全なイメージを維
持し、そのほかの農産物の輸出潜在力をも切り開くことを期待するものである」との方
針を示した。

                    【行政院農業委員会農糧署 2008年6月3日】


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