台湾国民党主席、7日から訪日=対中融和政策など説明へ

中国国民党の呉伯雄主席が7日から来日し、馬政権が進める対中融和政策に理解を求め
るとともに、「台湾が領有権を主張する尖閣諸島問題では、まず海洋資源の共同開発を実
現し、利益の共有による関係強化を図りたいとの考えを訴える」(産経新聞)という。

 尖閣諸島は、李登輝元総統も主張するように、日本の領土だ。歴史的にも、国際法的に
も確定した事実である。ましてや、中華民国もそれを認めてきた事実があることは、本誌
でも繰り返して伝えてきた。

 馬英九政権は、東シナ海の日中中間線の石油やガス田における中国の交渉をまね、これ
を嚆矢として、日本が根を上げるまで交渉を重ねるつもりのようだが、尖閣諸島の領土問
題が日本には存在しない以上、共同開発などという提案が成り立つ余地はない。ましてや、
「特別なパートナー」と位置付ける日本との関係を重視するなら、尖閣を持ち出すべきで
はないのは当り前だろう。

 会談予定の首相経験者や与野党要人は毅然とした姿勢を示すべきだ。そして、なぜ台湾
を訪れる日本からの観光客が少なくなっているのか、その理由も説明すべきだろう。

                                    (編集部)


台湾国民党主席、7日から訪日=対中融和政策など説明へ
【12月4日 時事通信】

 【台北4日時事】台湾の馬英九政権与党、国民党の呉伯雄主席は4日、日本メディアと
記者会見し、7日から1週間の日程で日本を訪問することを明らかにした。現職の同党主
席による公式訪日は初めて。首相経験者や与野党要人と会談する予定で、馬政権が進める
対中融和政策に理解を求めるとともに、日台関係の重要性を訴える。

 呉主席は会見で、対中融和政策について「両岸(中台)関係改善は東アジア全体の平和
につながり、日本の利益にも符合する」と説明、日本側に理解を求める方針を示した。中
台の急速な接近で日台関係が希薄になるとの懸念が一部にある中、日本側に直接説明し、
これを払しょくする狙いがあるとみられる。

 一方、馬総統が過去に尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張する活動に参加した
経緯などから、一部で「反日的」とみられていることについて、呉主席はこうした見方を
否定。日台は「特別なパートナー」だと強調、訪日でも日台関係の重要性を強調したい考
えだ。

 台湾の対中窓口機関、海峡両岸基金会の江丙坤理事長(国民党副主席)も4日から訪日。
馬政権の対中政策について日本側に説明する。(了)


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