本誌12月21号において、台南で児玉源太郎総督と思われる像の頭部が発見されたことをお伝えし
ました。その続報で、台南市政府文化局が詳しい調査を進め、適切な処置をして保管する予定だと
中央通信社が伝えています。
ました。その続報で、台南市政府文化局が詳しい調査を進め、適切な処置をして保管する予定だと
中央通信社が伝えています。
古民家の床下から石像 児玉源太郎の可能性=台湾・台南市が調査へ
【中央通信社:2015年12月22日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201512220005.aspx
写真:台湾博物館(台北市)内の児玉源太郎像=SSR2000撮影
(台北 22日 中央社)台南市内にある日本統治時代に建てられた古民家を再利用した施設で、大
理石でできた石像の頭部が見つかった。児玉源太郎・第4代台湾総督ではと推測する声も上がって
おり、台南市政府文化局では詳しい調査を行うとしている。複数メディアが伝えている。
児玉は1898年から約8年にわたって台湾総督を務めた。専門家は児玉の退任後に一般からの募金
によって大正公園(現・民生緑園)に建てられた石像ではないかとみている。戦後に日本文化が排
除される中、何者かによってかくまわれ、そのままになった可能性がある。
文化局では石像がまだ児玉かどうかわからないとしているが、調査を進め、適切な処置をして保
管するとしている。
(編集:齊藤啓介)