南投立法委員補欠選挙・民進党勝利の意義  林 建良(「台湾の声」編集長)

 南投県で3月4日、国民党の許淑華・前立法委員の南投県長就任に伴う立法委員の補欠選挙があり、与党・民進党の元職で前行政院中部聯合サービスセンター執行長の蔡培恵氏が4万5218票を得、国民党の林明●・元南投県長を約2,000票の小差で破り、当選した。(●=サンズイに秦)

 その意義について、林建良・「台湾の声」編集長が簡潔にまとめているので紹介したい。

—————————————————————————————–南投立法委員補欠選挙・民進党勝利の意義林 建良(「台湾の声」編集長)【台湾の声:2023年3月4日】

 3月4日、南投立法委員補欠選挙の結果、民進党候補の蔡培慧が勝利した。

 民進党は新しい選挙制度になってから、一度も南投県の選挙で勝ったことがない。

 今回の補欠選挙、民進党勝利の意義とは。

1.民進党の党の勢力の持ち直し2.民進党が一致団結したから、国民党の牙城を崩した。3.選挙で勝ったことによって、頼清徳新主席の権威向上4.国民党が負けることのないところで負けてしまった。国民党主席の朱立倫の力がそがれる。朱立倫自身が総  統候補になるには少し難しくなった。

 今回の選挙から分かること。

 24年の台湾総統選挙、民進党が一致団結すれば勝てる。団結しなければ負ける。今回の補欠選挙が試金石になった。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者: