ま・たけお)事務局長の投稿が掲載された。下記にご紹介したい。卒業式には「仰げば尊
し」を歌おう、復活させようという提案には大賛成だ。
この「仰げば尊し」のことは、台湾とは一見関係ないように思える。しかし、これが大
いに関係がある。実は台湾ではやはり卒業式に「仰げば尊し」と同じメロディで「畢業歌」
が歌われている。実際にどのように歌われているか、下記にYouTubeを掲載するのでお聞き
いただきたい。
また、台中にお住まいで「台日交流聯誼会」世話役の喜早天海(きそう・たかひろ)氏
が「台湾ではいまなお学校によっては卒業式に──『仰げば尊し』は『畢業歌』(畢業は
卒業の意味)として、『蛍の光』は『驪歌』(りか)と題され──-歌われているのです。
中国語の歌詞で聞くこれらの歌はなかなかグーですよ」と記されている。項を改め、下記
にご紹介したい。
ちなみに、下記のYouTubeには「畢業歌」と「驪歌」の両方が入っている。
◆式典唱歌─台湾篇─
http://www.youtube.com/watch?v=cZGWC7Lo7bA
卒業式では「仰げば尊し」を
【産経新聞:平成24(2012)年2月17日「談話室」】
無職 栗山威郎 71
以前なら、今の季節に学一校の前を通ると、卒業式で歌う「仰げば尊し」を練習する爽
やかな歌声が聞かれたものである。これが途絶えたのは昭和40年代中頃だっただろうか。
この歌は、恩師や級友たちとの別れと感謝、互いに励ます気持ちなどが織り込まれた名
曲だと思う。
この名曲を歌わなくなったのは、左翼思想に偏った日教組の影響だと思う。教師を労働
者と位置づけ、教師と生徒は友達のような関係がよいとした。それによって、先生たちは
教育者としての誇りを忘れ、尊敬されるべき地位から脱落した。そして、この歌も立身出
世を奨励するものだとおとしめられてしまった。
こうして、「仰げば尊し」は子供たちに教えられず、歌えない大人も多くなってしまっ
た。
最近、ようやく卒業式には国旗を掲げ、国歌を堂々と歌おうという機運が高まってき
た。ぜひ、「仰げば尊し」も復活させてほしい。
(横浜市磯子区)