北海道恵庭市が台湾からの教育旅行のホストファミリーを募集中!

 本誌の5月2日号で台湾との交流に力を入れる茨城県のことを取り上げ、空港の利用率や搭乗率を押し上げるなら台湾への修学旅行を増やすべきと提案した際、高校生による台湾への修学旅行は、2015年度からアメリカやシンガポール、オーストラリアを押さえ、トップの3万6,356人(224校)となっていて、2019年度も台湾が断トツ1位の5万3,806人(334校)で、2位のアメリカの2万7,464人(199校)にダブルスコアほども引き離していることを紹介しました。

 コロナが収束状況にあり、感染症の2類からインフルエンザと同じ5類に引き下げられたことから、今年以降、台湾への修学旅行はコロナ前に戻ることが予想されます。

 一方、台湾からの教育旅行も、日本へは2011年度から韓国や中国を引き離して1位となっていて、文部科学省が発表した2017年度の調査によれば、台湾からは1万3,392人(401校)で、韓国の5,774人(237校)、中国の4,127人(166校)を大きく引き離しています。

 このような状況を受け、北海道恵庭市は現在、台湾からの教育旅行でホームステイを受け入れるホストファミリーを大募集しています。下記に恵庭市のホームページをご紹介します。

 日本の修学旅行と台湾の教育旅行の違いなどをしっかり説明していて、他の自治体にも参考にしていただければ幸いです。

—————————————————————————————–ホストファミリー大募集!!(台湾からの訪日教育旅行)【恵庭市ホームページ:2023年04月28日】https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/keizaibu/shokorodoka/event_sankasha_volunteerboshunoshirase/1/2771.html

◆台湾から教育旅行で北海道を訪れる新竹市北區舊社國民小学校の生徒を温かく迎えてくれるホストファミリー を募集しています!

 台湾から新竹市北區舊社國民小学校の生徒(小学6年生男子)15名が、教育旅行で北海道を訪れます。令和5年7月23日(日曜日)〜27日(木曜日)の滞在期間中は、恵庭市内でのバスケットボール交流、北海道内での観光を楽しむ予定です。彼らの日本の家族となり、一緒に思い出を作ってくれるホストファミリーを募集しています。台湾の学生たちの「日本の家族」として、一緒に思い出作りをしませんか?

【日時】2023年7月26日(水曜日)〜27日(木曜日) 1泊2日

【募集家庭数】10家庭程度 男子15名(予定)

1家庭につき、2〜3名程度の受入をお願いいたします。1名の受入も大歓迎です。

【募集締切】2023年5月31日(水曜日)

【謝金】あり(朝夕2食分・交通費程度、1名1泊につき5,000円)

【申込方法】申込書に必要事項を記入し、ファクス番号又はメールにてご送信ください。

 詳しくは下の募集チラシをご覧ください! https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/34/R5home.pdf

◆訪日教育旅行とは?

「訪日教育旅行」は学校行事のひとつですが、日本で一般的な「修学旅行」とは異なり、日本の文化や慣習を学ぶために希望者だけが参加する団体旅行のことをいいます。

 観光施設などの見学や体験の他、訪問する地域の中学校や高校での授業体験などを行い、生徒間の交流を深めたり、日本の学生生活を体験することを目的としています。

◆なぜ台湾なの? なぜ受け入れているの?

 日本に興味・関心のある台湾の学生は非常に多く、訪日教育旅行者が最も多い国が台湾です。  台湾の訪日教育旅行生の受け入れを積極的に行うことにより、学生のうちから恵庭市の魅力を体験してもらい、恵庭市のファンを増やすことを目的としています。

 市内の事業者や学校、一般家庭など地域が一体となって受け入れを行うことで、将来のインバウンド(訪日外国人)観光客の増加や地域経済の活性化、国際交流の促進に繋がることを期待しています。

◆ホームステイの受け入れについて

 台湾からの訪日教育旅行では、一般家庭の食事や日本の文化・生活を体験する機会として、1泊2日程度のホームステイを希望します。

 言葉の壁や文化・慣習の違いなど、ホームステイの受け入れには様々なハードルがありますが、台湾の学生と触れ合うことで異文化体験や視野を広げられる良い機会となります。

(注意)受け入れにあたっては、台湾側から謝金の支払いがあります。

◆ホームステイの受け入れ事例

 ”ホームステイ学生の受け入れ”について、何か特別なことをしていただく必要はありません。 一緒にご飯を食べたり、買い物に行ったり、お風呂に入ったり・・・など。

 また、受け入れに関して語学力は必須ではありません。スマートフォンの翻訳アプリの活用や簡単な英語、ボディランゲージでもコミュニケーションをとることは可能です。中には日本が大好きで、日本語の上手な学生もいます。

 これまでに受け入れを行った方の事例を紹介いたします。

1.滞在中の過ごし方について

・スーパーへ買い出しに行き、一緒に夕食を作って食べた(手巻き寿司、たこやき、お好み焼きなど)。・テレビで日本のアニメなどを鑑賞した。・翻訳アプリを活用し、学生と将来の夢などをお話しした。

2.食事やコミュニケーション面など、苦労したこと・驚いたこと

・学生の日本語力が非常に高かった。日本のアニメから学んだと聞き、驚いた。・中学生レベルの簡単な英語でもコミュニケーションを取ることができ、特に苦労しなかった。・牛肉をあまり食べないこと、冷たいものの飲食をしないことに驚いた。飲み物をたくさん用意していたが、あま り飲んでいなかった。

3.学生を受け入れての感想

・1泊2日の受け入れは、ホスト側の負担が少なく良かった。・朝早い時間での解散だったため、時間的な余裕が無かった。もう少し交流できる時間が欲しい。・台湾の学生は礼儀正しく、後片付けもきちんとしてくれてうれしかった。・このような国際交流は、我が子の教育にも良いと感じている。是非、また受け入れたい。

台湾の学生のホームステイ受け入れに興味・関心のある方は、下記の問合せ先までご連絡ください。

(注意)受け入れ可能なご家庭を把握し、個別の案件があった際にご案内をさせていただきます。    いただきました個人情報は、事業以外の目的で使用したり、第三者に開示・提示することはありません。

◆このページに関するお問い合わせ先 経済部 商工労働課 電話 :0123-33-3131(内線:3931) ファックス :0123-33-3137

 商工労働課へのお問い合わせメール送信フォーム https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/cgi-bin/inquiry.php/33?page_no=2771

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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