に着かれました。
空港関係者や台北駐日経済文化代表処の札幌分処長などの歓迎を背に、千歳市内の苦楽園・亀田
牧場へ。亀田牧場では亀田泰貴(かめだ・たいき)氏ご一家や石狩農業改良普及センターの西村正
晃(にしむら・まさみつ)所長、主査で普及指導員の吉川正明(きっかわ・まさあき)氏などが出
迎え、和牛飼育の現状などを説明しました。中央通信社がその模様を写真とともに伝えていますの
で下記にご紹介します。
亀田牧場では亀田氏に和牛飼育についていろいろ質問し、牛舎や堆肥場を視察するなど予定を1
時間以上もオーバーしましたが、大変満足された様子で亀田牧場を後にされました。牧場側では取
れたての牛乳やゆでトウモロコシを準備し、同行記者団にも振る舞われました。
宿泊先の札幌パークホテルでは、この日の夜に夕食会を開く本会理事の鎌田告人(かまだ・のり
ひと)本会北海道支部長や衆議院議員の清水誠一・本会理事などが出迎えました。
この夕食会にはJA北海道中央会会長の飛田稔章氏や藤田正一・元北大副学長、西村眞悟・衆議
院議員など15人が臨んで李登輝元総統ご夫妻を囲み、楽しい盛宴となりました。李元総統も20分ほ
ど挨拶され、新渡戸稲造の『武士道』に触れて「日本本来の精神的な価値観を思い出していただき
たい」などと述べられました。
台湾・李登輝元総統、北海道を初訪問 日本の牛乳味わい「おいしい」
【中央通信社:2014年9月24日】
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201409240004.aspx
(東京 24日 中央社)5年ぶりに訪日中の李登輝元総統は23日、北海道を初訪問した。李氏は牧
場を視察し、日本の畜産業の現状などについて話を聞いた。
農業経済学者でもある李氏は、40分にわたって牧場関係者と話し込むなど、強い興味を示し、北
海道の畜産業について学ぶことで、台湾での牛肉に関する問題解決に役立てたいと語った。
また、同行している関係者によると、李氏は牧場側が用意した搾りたての牛乳を飲み、しきりに
日本語で「おいしい」と話して喜ぶ様子を見せていたという。
19日から7日間の日程で訪日している李氏は、これまで最新のがん治療技術に関する会議に出席
したほか、太陽光発電施設などを訪問。24日は小樽市を訪れ、25日には台湾への帰途につく。
(楊明珠/編集:杉野浩司)