が昨20日午前8時36分に逝去されました。享年85。
お知らせいただいた本会理事の石戸谷慎吉氏は「5月8日は烏山頭を訪台団と一緒に訪
ね、9日は奇美などを訪ね、翌日は、台北の日本人学校で子供さん達に将来の日本と台湾
の架け橋になって欲しいと熱心に訴えられていたとの事です」と伝えてきています。
八田晃夫氏には平成9年に刊行した私家版『後藤新平略史』というご著書があり、「まえ
がき」にこの書を執筆する動機について、以下のように書かれています。
「私は大正10年に台湾で生れ旧制中学を卒業する迄18年間台湾で育ち台湾を故郷と考え
ている者であり、台湾の歴史特に台湾が日本に領有された以後の日本の台湾に対する植民
政策がどの様なものであったか、そしてそれが西欧諸国の東洋における殖民政策と比較し
てどの様に評価されるべきものであるかを知りたいと考えたのである」
旧制一高からご尊父と同じ東京帝大に進み、また仕事もご尊父と同じ土木関係に進まれ
た八田晃夫氏は、国家公務員を退官してからは玉野総合コンサルタントを経営しながら、
常に台湾との交流を欠かさず、毎年、烏山頭ダムで開かれる5月8日の墓前祭に参列され
ていました。ご尊父や台湾に関わることになると、体調が思わしくなくても出かけられて
いたそうで、「まえがき」にもその思いがにじみ出ています。
葬儀などの日程は下記の通りですが、日台の交流に尽力されたご功績に改めて御礼申し
上げると共に心からご冥福をお祈り申し上げます。
メールマガジン「日台共栄」編集長 柚原正敬
八田晃夫氏の通夜及び葬儀
喪主:長男 八田修一氏
通夜:5月22日(月)午後6時より
葬儀:5月23日(火)正午より
式場:吹上 愛昇殿
愛知県名古屋市千種区千種通6-23-1(TEL.052-734-0004)
【交通】地下鉄「吹上」駅1番出口と直結
http://www.aishoden.co.jp/goannai/02.html
八田技師を慕い台湾と友好の会(金沢)
事務局長 中川外司
世話人 徳光信誠(台北在住)
http://ameblo.jp/taiwan-tokusan/