も台湾を選択、ついに台湾が中国を抜いた(文部科学省「高等学校等における国際交流等の状況に
ついて」の平成23年度統計)。
これに伴い、さらなる増加をめざして5月19日、実質的な台湾の総領事館である台北駐福岡経済
文化弁事処(戎義俊・処長)などが台湾への修学旅行を推進する「台湾教育の現状と修学旅行セミ
ナー」を福岡市内の博多都ホテルで開催した。
このセミナーでは、台北駐福岡経済文化弁事処文化課長の林育柔氏による「台湾における教育国
際化の現状」、一般社団法人台湾留学サポートセンターの安蒜順子・センター長による「台湾留学
や研修に関する情報」などとともに、熊本県立大津高校は3年連続で台湾修学旅行を実施している
が、最初に手掛けた白濱裕・前元校長が「内向き志向からの脱却〜台湾修学旅行のすすめ」と題し
て説明したという。
修学旅行はぜひ台湾へ 福岡市でセミナー
【西日本新聞:2014年5月20日】
九州から台湾への修学旅行を推進するセミナーが19日、福岡市で開かれた。台北駐福岡経済文化
弁事処(総領事館に相当)、台湾観光協会大阪事務所、チャイナエアラインが主催。教育関係者や
旅行会社を対象に、日本統治時代の遺構が多く現存し、歴史・語学学習への動機づけになるなど利
点をアピールした。
昨年の日台相互訪問者数は過去最多の約378万人に上り、うち日本から台湾へは約143万人。台湾
への修学旅行を実施した全国の学校は120校で、多くが現地の生徒との交流行事を日程に組み込ん
でいる。
セミナーでは2011年から毎年、台湾修学旅行を実施している熊本県立大津高校(大津町)の白浜
裕前校長が体験談を報告。「生徒たちは同世代との交流を通じて異文化や外国語に興味を持ち、世
界の中の日本を知ることにもつながっている」と意義を語った。