本誌では今般の東日本大震災に際して、3月16日に放映された今上陛下のお言葉をはじめ、
皇后陛下や皇室の方々の被災地や被災民に寄せられる御心の深さが尋常ではないことをお
伝えしてきた。現在発売中の「文藝春秋」5月特別号(4月9日発売)に侍従長の川島裕氏が
「天皇皇后両陛下の祈り」と題し、震災発生のその日から1週間の両陛下のご動静を詳しく
つづっている。
皇后陛下や皇室の方々の被災地や被災民に寄せられる御心の深さが尋常ではないことをお
伝えしてきた。現在発売中の「文藝春秋」5月特別号(4月9日発売)に侍従長の川島裕氏が
「天皇皇后両陛下の祈り」と題し、震災発生のその日から1週間の両陛下のご動静を詳しく
つづっている。
川島侍従長は冒頭で執筆に至った経緯を記し、執筆依頼を受けたとき、放映された「お
言葉」に尽きていると考え執筆をためらったが、「未曾有の災害に遭遇した際の雰囲気を
記録に残しておくのは、あのお言葉の言わば補足資料としての意味はあるかもしれない」
と思い、全文の載録を条件として執筆したという。
今上陛下の「お言葉」はビデオで2、3度拝見し、活字でも何度か拝読していたつもりだ
ったが、川島侍従長がつづる両陛下の震災から1週間のご動静を知ったうえで改めて拝読し
てみると、まさに「綸言」であり「みことのり」の感をいっそう深くした。ぜひご一読を
お勧めしたい。
■ 「文藝春秋」5月特別号
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm