166号」の船長と機関長がインドネシア籍の乗組員2人に刃物で襲われそうになり、日本側
に救助を求めたものの、台湾メディアが「日本は救援協力および船舶の寄港を拒否」と報
道したのは間違っていたことを伝えた。事の真相は、日本と台湾が一致協力して解決に当
たった事件だったことを、交流協会台北事務所と台湾外交部の発表文書を示して記した。
昨日、この「漁群166号」が高雄旗津にある海岸巡防署の埠頭に到着し、インドネシア
籍の乗組員は取調べを受けているそうだ。なぜインドネシア籍の乗組員が船長たちに刃物
を向けたのか、それも近々判明するだろう。
昨年の尖閣事件でギクシャクした日台関係が、このような提携の積み重ねで正常化され
ることを願って止まない。 (編集部)
外国人乗務員が暴行の漁船が高雄に帰港
【10月13日 台湾国際放送ニュース】
台湾最南端の屏東県に籍を置く「漁群166号」が太平洋上で操業していた今月2日、イン
ドネシア人の乗務員二人が刃物で船長の施信興さんと機関士の蔡明智さんに襲いかかった
ため、船長と機関士は操舵室に逃げ込んで、衛星電話を使って家族に救助を求めた。
その後、この船は日本の小笠原諸島付近まで航行、日本側に救助を要請したが、台風で
天候が悪かったことなどから協力を得られず台湾に引き返した。9日には行政院海岸巡防
署の巡視艇と合流して、13日に高雄旗津にある海岸巡防署の埠頭に到着。船長の妻と子供、
機関長の身重の妻が迎え、無事の帰還を喜んだ。二人とインドネシア籍の船員二人は海岸
巡防署で取調べを受けているという。
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