けれども、台湾が台湾として、台湾の人達によって治められなければ、日本は生命の絆
を放棄し、ある大国の属国(植民地)として生きなければならなくなるという、至極簡
単な理屈が、日本の政治家、官僚、マスコミ、また国民にも理解されていないのが、悔
しいと思う。
どうして、資源小国の日本が、今日まで、生き、成長し、世界第2の経済大国にまで
なれたのか。それは、平和憲法があったからか、平和、平和と小さな子供たちにまで浸
透するような教育の成果だったのかと、もっと考える事をして欲しい。
中東の油、途上国の資源など、すべて海外から運ばれたものに、日本人の創意工夫と
努力によって発展したのだったが、一旦、台湾が台湾でなくなったら、どうして、日本
海運は生きて行くのだろうか? シーレーンの確保はどのようにするのか? 媚中派や
親朝の人たちに、その見通しを聞きたい。
サハリンの石油掘削事業のように、成果の見えてきた事業を力で奪い取られ、そのお
こぼれで生活しなければならなくなるのは、自明の理ではないか。
それとも、マルクスやエンゲルスが唱えたように、世界はお互いの国家がすべてを分
かち合って行くとでも考えて、日本の政治や教育の舵を取っているのだろうか。
それなら、選挙をなくしてすべて国民の推薦制度にしたらどうだ。お金持ちは貧しい
人達に分かち与えて貧富の差をなくし、日本国のように世界もしたらとアピールするこ
とを薦める。
今、日本は本当に、戦前のような、娘を花柳の巷に売り、息子を年期奉公にだして、
親は粥をすすり、100年河清を待つような故国になるのか。あるいは、台湾やアジアの国
々と手を携えるのか、その岐路に立っているのではないか。
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