プレスリリースによりますと、この提携は「台湾と四国・瀬戸内の一層の交流人口の拡大を大きな目的」として行われ、それを実現する一環として「台湾桃園国際空港にはチャイナエアラインによって現在、週6便高松空港より定期就航しておりますが、2019年夏期スケジュール(2019年3月31日〜)からデイリー運航が決定し、お客様により高い利便性が提供」されるそうです。
毎日、台湾便が高松空港から出るというのは、利用者にとってはこの上ないことで、両空港の提携協定締結に心から祝意を表します。
ちなみに、高松空港は2013年3月21日からチャイナエアラインの定期便が就航していて、これは四国初の台湾間の定期航空便です。
また、日本の空港と台湾の空港が提携したのは、2016年9月16日に成田国際空港と桃園国際空港が「姉妹空港覚書」を締結したのが初めてで、続いて、2017年4月6日に中部国際空港と台中国際空港が「友好空港提携」を締結し、その直後の4月24日に関西国際空港と台湾桃園国際空港が「相互連携覚書」を締結しています。今回の高松空港と桃園国際空港の「提携協定覚書」締結は4件目となります。
下記に高松空港(株)プレスリリースと中央通信社の記事をご紹介します。
◆高松空港(株)プレスリリース:高松空港 台湾桃園国際空港との提携について【3月26日】 https://www.takamatsu-airport.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/20190326_pressrelease_1.pdf
—————————————————————————————–台湾・桃園空港と高松空港、提携協定締結へ 利用者増に期待【中央通信社:2019年3月27日】
(桃園空港 27日 中央社)台湾桃園国際空港を運営する桃園国際機場は26日、高松空港(香川県)の運営会社と提携協定を結ぶと発表した。交流人口の拡大を目的に空港運営における情報交換や双方向の人材交流を進め、互いの航空需要と観光ニーズの呼び起こしを図る。調印式は4月2日に、高松空港で行われる。
調印後、桃園空港にとって高松空港は14番目の提携協定締結空港となる。桃園空港側はこれをきっかけに同空港のサービスと国際的知名度の向上に寄与できればと期待を寄せている。
桃園空港と高松空港を結ぶ路線は現在、チャイナエアライン(中華航空)が週6往復運航しているが、3月31日から毎日運航する。増便により、人的往来の活発化が見込まれる。
桃園国際機場によると、同社の豊かな運営経験を買われ、2018年に但昭璧副総経理が高松空港に運営に際しての外部顧問として迎えられたという。
(呉睿騏/編集:荘麗玲)