銀行の3行で、いずれも3大メガバンク(みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャル
グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ)といわれる
大手銀行だ。
そこに、台湾との関係を重視する福岡銀行(柴戸?成・頭取)が4行目として参入することが11
月24日に決まった。まずは駐在員事務所を開設するという。中央通信社が伝えているので下記に紹
介したい。
ちなみに、福岡銀行を主力とする「ふくおかフィナンシャルグループ」は地方銀行の中でも最大
の預金量を持つといわれ、福岡銀行はすでに台湾企業の日本進出に伴う融資に取組んでいて、本年
5月、台湾で高級車の正規輸入販売を行っている永三MOTORS株式会社へ運転資金を供与している。
日本と台湾は2011年9月に「日台民間投資取決め」を結び、投資企業の活動や資産は外貨規制を
受けない無差別待遇にするなど投資環境を大きく改善し、本年11月26日には二重課税の回避などに
つながる租税協定を締結しており、2011年以降、日台の経済交流は急速に緊密化している。福岡銀
行の台湾駐在員事務所開設はこの上潮に乗った形だ。心から祝意を表するとともに、今後も地方銀
行の台湾進出に期待したい。
福岡銀行、台湾に拠点開設へ 日本の銀行として4行目
【中央通信社:2015年11月25日】
(台北 25日 中央社)行政院金融監督管理委員会は24日、福岡銀行の駐在員事務所開設を認可し
たと発表した。台湾拠点の設置は日本の銀行として4行目。主に情報収集や市場調査、業務連絡な
どを行っていく。
現在、台湾に支店を構えている日本の銀行はみずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行の
3行。
一方、台湾の銀行では台湾銀行、第一銀行、彰化銀行、中国信託銀行、兆豊銀行の5行が日本に
拠点を持っている。
(蔡怡杼/編集:名切千絵)