台、翌17日、中華航空側と定期航空路線を10月25日に開設することで合意した。地元紙の熊本日日
新聞が伝えている。
なお、蒲島知事は、台湾でも大人気のゆるキャラ「くまモン」を同道、くまモンは17日に台北市
でタレントのフリーダ・リーさんと、くまモンの形をした可愛いお好み焼きをPRしたという。く
まモンは熊本県庁の「営業部長代理」だそうで、ここでも立派に営業していたとか。
熊本−台湾・高雄、10月定期便化 中華航空
【熊本日日新聞:2015年6月17日】
http://kumanichi.com/news/local/main/20150617005.xhtml
写真:熊本−台湾・高雄の定期便就航で合意し、握手を交わす蒲島郁夫知事(左から3人目)と孫
洪祥・中華航空会長(同4人目)=17日、台北市の中華航空台北支店
【台北・熊日=蔵原博康】台湾航空大手の中華航空は17日、熊本と台湾第2の都市、高雄市を結
ぶ国際定期航空路線を10月に開設する方針を明らかにした。熊本空港の国際線としては、2003年9
月の韓国ソウル線(アシアナ航空)以来12年ぶりの新規開設で、2路線目となる。
同社の孫洪祥会長が、台湾を訪問中の蒲島郁夫知事や熊本市、県内経済団体の代表者らと台北市
内で会談し、就航を直接伝えた。
中華航空によると、熊本−高雄線は10月25日から、日曜、火曜、金曜の週3往復で運航予定。158
人乗りのジェット旅客機ボーイング737−800の使用を検討している。
中華航空の九州乗り入れは福岡、宮崎、鹿児島に続いて4県目。熊本以外の3は台湾の首都に当た
る北部の台北市と路線を結んでいる。
県と高雄市は12年11月の高雄市長来熊を機に交流が本格化。13年9月、熊本市を含む3者で経済交
流促進に向けた覚書を締結した。中華航空は同年度から熊本−高雄のチャーター便を増やし、14年
10月からは週3往復の定期チャーター便を運航して定期路線の可能性を探ってきた。
会談で孫会長は、これまでのチャーター便の利用実績を評価。「お互いが努力して次のステップ
の定期便を成功させよう」と述べた。蒲島知事は「ビジネス客も利用しやすくなり、熊本本来のポ
テンシャル(潜在需要)が発揮できる」と歓迎した。
台湾は2014年の訪日旅行者数が国・地域別のトップ。定期路線の開設で、県内への台湾人観光客
の取り込みや、経済分野の交流に弾みがつきそうだ。