昨年11月2日発行の本誌で、11月1日に宮崎県日南市にあるJR九州の「日南駅」と台中市大甲区にある台湾鉄路管理局の「日南駅」が「姉妹駅協定」を結んだことをお伝えしました。日台間ではここ10年ほど鉄道提携が盛んに行われ、同名駅同士の提携は6駅あり、日南駅もその一つです。
1月27日、ＪＲ日南駅にＪＲ九州宮崎支社の中嶋敬介支社長が訪れ、日南市の高橋透市長に姉妹駅の協定書を手渡すなど姉妹駅協定の締結を祝う式典が行われたそうです。その記事を下記にご紹介します。
日台間の鉄道提携は、1986年1月25日に大井川鐵道と阿里山森林鉄道が「姉妹鉄道」を締結したことが最初でした。
その後、2013年4月20日に黒部峡谷鉄道と阿里山森林鉄道が「姉妹鉄道」を締結するまで27年も空くのですが、それ以降、昨年11月25日にくま川鉄道と新北メトロがどちらにも「幸福」とつく名の駅があることから「同駅名による友好鉄道協定」を締結するまでの10年間で実に45件にも及び、年間5件ほどの鉄道提携を結んできています。
ちなみに、同名にちなんだ姉妹駅協定は6駅とは下記の駅で、締結順にご紹介します。
１）JR四国の松山駅と台湾鉄路管理局の松山駅（2013年10月13日） ２）山陽電鉄の亀山駅と宜蘭線の亀山駅（2014年12月22日） ３）えちごトキめき鉄道の関山駅と台鉄台東線の関山駅（2017年11月10日） ４）しなの鉄道の田中駅と台鉄縦貫線（南段）の田中駅（2018年03月26日） ５）日南市・JR九州の日南駅と台中市・台湾鉄路管理局の日南駅（2023年11月1日） ６）くま川鉄道の「おかどめ幸福駅」と新北メトロの「幸福駅」（2023年11月25日）
—————————————————————————————–ＪＲ日南駅と台湾の日南駅の姉妹駅協定祝う式典【ＮＨＫニュース：2024年1月28日】https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240128/5060017391.html
字で表すと同じ名前となる、宮崎県のＪＲ日南駅と台湾の日南という駅が姉妹駅の協定を結んだことを祝う式典が日南市で行われました。
日南市のＪＲ日南駅には27日、ＪＲ九州宮崎支社の中嶋敬介支社長が訪れました。
そして、日南市の高橋透市長に、去年11月、台湾の台中市にある日南という駅で締結された、字で表すと同じ名前となる2つの駅の姉妹駅の協定書を手渡しました。
式典には、市民や関係者などおよそ100人が集まり、協定の締結を祝いました。
駅には、協定締結の様子や日南という駅の写真が展示され、市民などが見入っていました。
また、観光列車の「海幸山幸」が駅に停車した際、市民などが、乗客に対して協定の締結を祝うことばが書かれた旗を振って姉妹駅の関係をＰＲしていました。
ＪＲ九州宮崎支社の中嶋支社長は「今回の姉妹駅締結が、台湾のお客さまが宮崎、日南におこしいただくきっかけになればと思っています」と話していました。
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