かけて台湾修学旅行を実施している。17日には、交流している新北市の市立三重高級中学と友好校
協定の締結式を行ったという。
同行している八木校長は、友好校協定締結式の様子を高校のブログで次のように報告している。
<今日のメインは三重高級中学との学校交流でした。午後1時前に校門前に着くと校長先生はじめ
多くの教職員の皆さんに出迎えられました。ちょうど昼休みの時間で学校の至るところで生徒の皆
さんが熱烈歓迎してくれました。
歓迎式典では両校の「友好校」協定の締結式が厳粛に滞りなく挙行されました。今後は相互の国
際理解の促進を図っていきます。短時間でしたが、両校の生徒たちはまるで幼なじみかのように仲
良くなっていました。言葉の壁を越えた心の通った交流ほど思い出に残り感動するものはありませ
ん。>
昨日の中央通信社もその模様を伝え「三重高では長年にわたり第2外国語として日本語の授業を
実施し、日本文化や料理を伝える取り組みなども行っている」と紹介している。
ちなみに、台湾の高校生の第2外国語選択率は、10ヵ国語のうち日本語が断トツの1位で約70%が
選択しているという。2位はフランス語の13.3%、3位がスペイン語の6.7%となっている(台湾・
教育部:2011年12月7日発表)。
また、文部科学省が2012年5月1日付でまとめた高校の姉妹校提携調査によると、日台の高校で姉
妹校を提携しているのは65校。全1,909校のうち4%に満たない。オーストラリアの431校、アメリ
カの317校の足元にも及ばない状況だという。
東日本大震災以降、この県立芦屋高校のように、台湾を修学旅行先とする高校が格段に増えてい
る。姉妹校提携も増えているようだ。昨年度の調査結果が間もなくでるはずなので、詳細はそのと
きにお伝えしたい。
兵庫・芦屋高生らが台湾の高校生と国際交流
【中央通信社:2014年12月18日】
(台北 18日 中央社)修学旅行のため訪台中の兵庫県立芦屋高校の生徒らが17日、新北市の三重
高校を訪れ国際交流を行った。台湾の複数メディアが伝えている。
三重高では長年にわたり第2外国語として日本語の授業を実施し、日本文化や料理を伝える取り
組みなども行っている。今年10月には同校の生徒らが芦屋高を訪問していた。
台湾の生徒らはダンスやウクレレの演奏などで日本からの“来賓”を歓迎。台湾名物のパイナッ
プルケーキやタピオカミルクティー、バナナなどを紹介するなど、海を越えた文化交流を楽しん
だ。
(編集:齊藤啓介)