高雄捷運(高雄メトロ)と6月8日に観光連携協定を締結した。下記に中央通信社の記事をご紹介し
たい。
一方、台湾における鉄道建設130周年を記念した祝賀イベントが6月9日から始まり、同じく中央
通信社は「台北駅で行われた表彰式では、日本人の鉄道作家、結解喜幸さんが台湾鉄道の友として
表彰された。結解さんは過去37年間で300回以上台湾を訪れており、リタイア後は台湾でのロング
ステイを希望しているという」と報じている。
日台の鉄道提携をテーマとした本としては恐らく本書を超えるものはないとして、本誌5月7日号
でご紹介した『台湾と日本を結ぶ鉄道史』の著者が結解喜幸(けっけ・よしゆき)氏。心から祝意
を表しつつ、改めて結解氏のプロフィールとその著書をご紹介したい。
結解喜幸(けっけ・よしゆき)
1953年、東京生まれ。幼少の頃から鉄道が好きで、暇さえあれば列車に乗って日本国中を旅してい
た。出版社勤務の後、旅行写真作家として国内・海外の取材を行う。30年以上前に訪れた台湾の鉄
道の魅力に嵌り、すでに訪台歴300回を数える。『台湾一周鉄道の旅』(光人社)、など単行本の
ほか、『台湾鉄道パーフェクト』(交通新聞社)、『台湾鉄道の旅完璧ガイド』(イカロス出
版)、『鉄道ダイヤ情報』(交通新聞社)などで台湾の鉄道の魅力を発信中。
・書 名:『台湾と日本を結ぶ鉄道史』
・著 者:結解喜幸
・体 裁:新書判、並製、208ページ
・版 元:交通新聞社
・定 価:864円(税込み)
・発 売:2017年4月15日
◆阿里山鉄道記念切符発売 日本人表彰も 台湾の鉄道建設130周年で【中央通信社:6月9日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201706090006.aspx
広がる日台の鉄道交流 高雄メトロが京福電鉄・江ノ電と観光連携
【中央通信社:2017年6月10日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201706100001.aspx
(高雄 10日 中央社)高雄メトロ(MRT、高雄市)と京福電鉄(京都市)は8日、相互送客を図る
ため、京福電鉄嵐山本線(嵐電)嵐山駅で観光連携協定を結んだ。高雄メトロが関西の鉄道と提携
するのは初めて。
高雄メトロと京福電鉄は、使用済み乗車券を特典付きのガイドブックと相互に引き換えられる乗
車券交流を展開。京福電鉄は同日、嵐電と高雄メトロそれぞれのイメージキャラクターをモチーフ
にしたラッピング列車の運行を開始した。
高雄メトロは、昨年6月に観光提携覚書を交わした江ノ島電鉄(江ノ電、神奈川県藤沢市)とも
同年7月から乗車券交流を始めている。当初は期間を今年3月31日までとしていたが、期間延長が決
まっていた。高雄メトロ全線全駅では6月8日から14日まで江ノ電藤沢駅の接近メロディー「好きで
す江ノ電」が流される。
いずれの乗車券交流も、8日から来年3月31日まで。
調印式は、高雄メトロ、京福電鉄、江ノ電の3社そろって行われた。いずれとも提携関係がある
江ノ電が橋渡し役になって実現したという。
(編集:塚越西穂)