この佳年の6月6日、国立台湾海洋大学と「産学連携覚書」を締結したという。中央通信社は、台湾日通が台湾の大学と産学連携の覚書を結んだのは初めてのことで、「今後、物流業界や職業をテーマにした講座を同大学で共同で開くほか、台湾日通は人材育成のための奨学金の開設やインターンシップ、就業機会の提供を行う」と伝えている。
日本の台湾現地法人がこのような形で台湾を支援することにいささか驚かされたが、このような形でも日台の絆を深めうることを示したことに心から祝意を表したい。
◆107年6月6日本校與臺灣日通國際物流股份有限公司簽署合作備忘録 【国立台湾海洋大学校長室:2018年6月6日】 http://blog.ntou.edu.tw/NTOU-President/2018/06/10766.html
————————————————————————————-海洋大学と台湾日通が人材育成で連携へ 講座開講やインターン推進【中央通信社:2018年6月7日】http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201806070001.aspx
(台北 7日 中央社)台湾海洋大学は6日、日本通運の台湾法人、台湾日通国際物流と人材育成などで産学連携を進める覚書を結んだ。署名式が同大学で行われ、張清風学長と台湾日通の梶井雅章董事長(会長)が署名した。今後、物流業界や職業をテーマにした講座を同大学で共同で開くほか、台湾日通は人材育成のための奨学金の開設やインターンシップ、就業機会の提供を行うという。台湾日通が台湾の大学と産学連携の覚書を結んだのは初めて。
張学長は、同大学では大学教育と社会のギャップを埋めるため、産業界との連携強化や産業に関するカリキュラムの整備、インターンシップの推進などに取り組んでいると紹介。海運、空運、陸運はいずれも同大学が力を入れている分野だとし、台湾日通との連携によって産学の交流が深まることに期待を寄せた。
梶井董事長は、急速に変化を続ける物流市場では専門的な人材が必要だと言及。専門知識を持ち、産業動向に敏感な人材が重視される傾向が強まっているとし、人材育成の重要性を指摘した。
署名式の後には、同大学出身で台湾日通の物流部次長を務める李盈宜氏が講演を行い、学生たちに物流業界やキャリア形成について紹介した。また来月からは、同大学の学生3人が台湾日通での1年間のインターンシップに参加するという。
(編集:楊千慧)