た。台湾大手紙に感謝の広告を出したり、台湾において「謝謝台湾」のイベントなどを開
きました。
映画界にもこの感動は広がり、日本人に日本と台湾の関係や戦後台湾についてもっと知
ってもらいたいということで、「日本と台湾の強い絆にスポットを当てる日本映画『Formosa
(フォルモサ)』の撮影が2014年の春に始まる見通し」となったことを中央通信社が伝え
ていますので下記に紹介します。
記事には出ていませんが、映画を制作するホープの横地直英(よこち・ひでなお)社長
は黒沢明監督の下で修業を積んだ「黒沢組」の出身だそうで、これまで映画では「HERO」
「武士の一分」「母べえ」「眉山」「1リットルの涙」などにかかわっているそうです。
日台の絆を描くという映画「Formosa」はどういう内容なのか知りたいところです。分か
り次第、本誌でご紹介します。今後も映画「Formosa」の情報をフォローしていきます。
日台の絆を描く邦画「Formosa」、来春クランクインへ
【中央通信社:2013年7月2日】
http://japan.cna.com.tw/news/aall/201307020003.aspx
【写真】張花冠・嘉義県長(右)から県産高山茶を手渡される横地直英氏(左)=嘉義県政府提供
(嘉義 2日 中央社)第二次世界大戦期とその前後の日本と台湾の強い絆にスポットを当
てる日本映画「Formosa(フォルモサ)」の撮影が2014年の春に始まる見通しとなった。
この映画の制作会社、株式会社ホープの横地直英社長が1日明らかにした。
「Formosa」はポルトガル語で「麗しの島」を意味する言葉で、大航海時代の16世紀から
台湾の代名詞となっている。
横地氏は1日、映画「Formosa」のロケ地選びのため、台湾中南部の嘉義県を訪れ、日本
統治時代に建設された農業水利施設などを視察した。また、同県の張花冠県長も表敬訪
問、張県長は「Formosa」による県PR効果に期待を示し、撮影への全面協力を約束した。
「Formosa」制作の目的について、横地氏は「日本の若者は台湾のことをあまり知らな
い。(『Formosa』の)心を打たれるストーリーでその台湾への認識を深めたい」と意気込
みを語った。
制作費10億円の映画「Formosa」は2014年春のクランクインから半年で完成の予定。撮影
の70%は台湾で行われる。第二次大戦前後の日台関係のほか、1947年に起こった国民党政
権による台湾住民への武力弾圧「二二八事件」も取り上げられるという。
(江俊亮 / 編集:羅友辰)