【台湾BOOKS】今川乱魚編『李琢玉川柳句集 酔牛』のお申し込み方法

8月8日の本誌第343号で今川乱魚編、李琢玉著『李琢玉川柳句集 酔牛』をご紹介したと
ころ、どうやったら入手できるのかというお問合せがありましたので、先の記事と一緒に
ご紹介します。
 書店でも購入できますが、出版社からの取り寄せとなりますので約2週間から3週間かか
るそうです。
 そこで、できましたら代金前納がいいのですが、代金後納でもお送りいただけますので、
下記へ直接お申し込みください。
 お申し込みは、必ず郵便かFAXにて、1、ご住所、2、お名前、3、電話番号、4、
冊数、5、代金支払い(前納・後納)を明記のうえお申し込みください。

■本代+送料 1,470円

■お申し込み先:郵便かFAXで(代金後納も可)
・〒277-0042 千葉県柏市逆井1167-4 今川 充
・FAX 04-7172-1590
・郵便貯金口座  口座記号・番号 10570−21662771
         加入者名 今川 充(いまがわ みつる)


今川乱魚編、李琢玉著『李琢玉川柳句集 酔牛』(日本語)
新葉館出版 定価:1,260円(税込)、8月10日発売

 台湾には今も美しい大和言葉で和歌を詠み、俳句や川柳をたしなむ「日本語族」がたく
さんいる。ご存じ「老台北」こと蔡焜燦さん(台北市李登輝之友会会長)の盟友で、癌に
冒され昨年8月26日に逝去された「懐日家」を自称していた李琢玉さん(台湾川柳会会長)
の川柳をまとめた『李琢玉川柳句集 酔牛』が出版された。

 台湾人として初めての川柳句集の出版だ。タイトルの「酔牛」は李琢玉さんの柳号。編
者の今川乱魚氏(全日本川柳協会会長)が「台湾初の川柳句集出版を祝って」と題して、
李琢玉との10年にわたる交友とともに、その川柳を紹介している。

 「あの男は、口が裂けても『私は中国人だ』とは言わない」と印象的な書き出しで始ま
る蔡焜燦さんの「序にかえて」がいい。胸が熱くなる。

 跋文を頼柏絃氏(台湾川柳会会長)、李琢玉さんの弟子だった黄智慧さん(台湾中央研
究院民族学研究所助手)、李琢玉さんと親交深いカメラマンの村田倫也氏などが執筆して
いるが、それぞれに味わい深い。

 李琢玉さんの図抜けた日本語力に驚くとともに、北京語を使わないと決め、日本語に磨
きをかけざるを得なかった台湾の戦後史を思わずにはいられない。(敬)



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