がようやくできました。今号も盛りだくさんの内容です。
下記に目次とともに主な内容をご紹介します。 (編集部)
■呉密察・台湾大学助教授「台湾の歴史−台湾は台湾ネイションをつくる時代に入った」
第4回台湾李登輝学校研修団における呉密察・台湾大学歴史学部助教授の「台湾の歴史−
台湾は台湾ネイションをつくる時代に入った」は、世界史に登場して以来の台湾がどのよ
うな形で統治されてきたのか、コミュニティ、ステイト、ネイションをキイワードに説明
しています。中国とはなにか、日本の植民地統治はいったいどのような意味があるのか、
台湾はどこに向かって歩いているのかなど、興味深いテーマを掘り下げつつ、蒋介石政権
をファシズム政権とし、北朝鮮の金正日政権と同じと喝破しています。
■石井公一郎副会長「台湾文明の確立を目指して」
石井公一郎副会長は「台湾は、独自の文明圏を形成する資質を充分に備えている」とい
う観点から戦争とそれに伴う占領について検証し、台湾の生成に及んでいます。短文なが
ら目からウロコ、蒙を啓かされた思いです。
■黄文雄「オランダの台湾統治と日本人との紛争」
黄文雄常務理事の「日台共栄前史」も12回目で、ようやく世界史に台湾が登場してくる
場面に入ってきました。オランダ人ノイツと浜田弥兵衛の攻防を描いています。
■フジTV「スーパーニュース」誤報事件や高校地図帳問題
5月4日のフジTV「スーパーニュース」は、名古屋名物の「台湾ラーメン」を報じた際
、台湾の国旗だとして中国の「五星紅旗」を画面に大きく映し出し、大誤報をしでかしま
したが、未だに訂正していません。その経緯と日本のマスメディアに潜む「媚中」体質を
抉り出します。これも「台湾正名運動」の一環です。また、中学校の社会科地図帳と同じ
なのが今春、検定を通過した高校地図帳。「台湾は中華人民共和国の一部で間違いない」
と断言する帝国書院の見解などを紹介しています。
【巻頭言】日本の無策が招いた台湾の反日化●柚原正敬
台湾と私(13) 台湾文明の確立を目指して●石井公一郎
台湾の歴史●呉 密察 4
蒋経國の呪縛●猪鼻嘉行 9
台湾教育の発祥地「芝山巌」●柚原正敬
誤報訂正を拒むフジTV「スーパーニュース」の媚中根性●本誌編集部
平松茂雄氏講演会−中国の国家戦略を警告●田中秀雄
日台共栄前史(12) オランダの台湾統治と日本人との紛争●黄 文雄
台湾を中国領と誤記する検定通過の高校地図帳●本誌編集部
間違いだらけの台湾認識(3) 民主台湾の声を聴け●多田 恵
第4回台湾李登輝学校研修団−李登輝校長「台湾は存亡の危機」と熱弁!●片木裕一
第2回台湾建国烈士鄭南榕先生を偲ぶ集い−今こそ遺志の継承を!●本誌編集部
支部だより●愛知・青森・新潟
日台交流日録(12) ●永山英樹
事務局だより・編集後記
日台共栄写真館 4月27日 台湾ですくすく育つ千本の河津桜 表紙3
李登輝先生来日記念「日台交流基金」を創設 表紙4