にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

台湾の稲作発展、影の功労者 平沢亀一郎氏を顕彰

【本会ホームページ「お知らせ」:2016年2月29日】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160229/
*関連写真を多数掲載。

 日本時代、台湾で内地種米の改良に一生を捧げ、稲作の発展に大きく貢献した磯永吉(いそ・え
いきち)と末永仁(すえなが・めぐむ)は現在でも「蓬莱米(ほうらいまい)の父と母」と呼ばれ
ている。

 また、台湾に貢献した日本人の銅像製作を続けている許文龍氏も、両氏の銅像を製作して台湾大
学などに寄贈している。

 磯や末永にスポットライトが当たる一方、日本時代の稲作発展を影で支えた仙台出身の功労者、
平沢亀一郎(ひらさわ・きいちろう)氏を顕彰しようという動きが日台双方で進められている。

 台湾では、今月行われる記念イベントに子孫が招かれるという。日本時代の農業発展史におい
て、平沼氏の名前はあまり聞かれないが、磯と末永の奮闘を描いた『日本人、台湾を拓く』(まど
か出版)にもその名前が登場する。

「1913年(大正2年)、台北郊外に聳える大屯山の台地から竹子湖を見下ろす磯らの姿があった。
この年、総督府内部では『台湾登山会』が結成され、初めての活動を大屯山や七星山近郊で行った
のだ。メンバーだった磯も参加したのだが、その途中に見つけた盆地にピンと来るものがあった磯
は、登山会幹事の平沢亀一郎を呼んだ。台北庁農務主任を務めていた平澤には、なぜ磯が山林の向
こう側に見える盆地を指さしたかを即座に理解出来たのである。

 火山の爆発で湖がせき止められたことで生まれた盆地は『竹子湖』と呼ばれ、海抜600メートル
あまり。低湿度ながら雨量は豊富、地質は肥沃、九州地方と酷似した環境に加え、自然の山に遮ら
れたこの場所は、在来種との自然交雑や病虫害を防ぐため、内地米の 実験田としては最適であっ
た」

 そして、数年後には台北州農会に転籍していた平沢亀一郎技手による本格調査が行われ、気候・
地質・水量の豊富さ・環境など、内地米の原種田を設置するには最適との判断が下され、台北州庁
によって竹子湖に「原種田事務所」が設置された、と記述され、平沢氏が中心となって設置した竹
子湖蓬莱米原種田事務所や農業倉庫が、蓬莱米の研究を大きく前進させ、台湾の稲作に大きく発展
したことが記されている。

 下記に平沢の顕彰が日台で進んでいることを報じる河北新報社の記事をご紹介するとともに、
2015年12月23日に竹子湖に開館した「竹子湖蓬莱米原種田故事館」についてもご紹介したい。

◆『日本人、台湾を拓く』(まどか出版、2013年1月刊、定価:2,500+税)
 http://www.madokabooks.com/isbn978-4-944235-63-6.html


<平沢亀一郎> 台湾稲作への貢献顕彰し記念館
【河北新報:2016年2月29日】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160229_73008.html

 日本統治時代の台湾で、稲作発展の礎を築いた仙台市出身の若き農業技術者がいた。かつて台湾
総督府に勤務し、宮城県海外協会(現県国際化協会)の常務理事を歴任した平沢亀一郎氏(1890〜
1986年)らの功績を顕彰する記念館が、現地に開設された。3月の記念行事に仙台在住の子孫が赴
き、コメが結ぶ日台の縁をあらためて紡ぐ。

 平沢氏は東北帝国大学農学科を卒業後、1918年台湾総督府に就職。農務主任として台北市北部の
山あいに試験農場を設置し、現地の風土に適応する食味の良いコメ品種の開発や種子増産などに取
り組んだ。

 台湾の在来種は長粒のインディカ米で、味も収量も芳しくなかった。日本から種もみを持ち込ん
で栽培や交配を繰り返し、後に「蓬莱(ほうらい)米」と命名される品種を生み出した。

 収量の安定、日本輸出による取引価格の上昇などで農家所得が向上し、全土に栽培が普及。試験
農場の周辺に学校を整備するなど教育振興にも当たった。現在も台湾産米の9割が蓬莱米に由来す
る品種という。

 先人の功績と日台交流の歴史を後世に伝えようと台湾政府は、平沢氏が中心となって設置した竹
子湖蓬莱米原種田事務所と農業倉庫を改修し、昨年12月に記念館を開設した。平沢氏の取り組みを
紹介するパネルなどを展示している。

 事務所の完成から88周年となる3月8日、現地で記念イベントを企画。宮城県が間を取り持つ形
で、平沢氏の孫に当たる佐藤田鶴子さん(68)=仙台市青葉区=と夫の重邦さん(73)が招待を受
けた。蓬莱米育成の歩みなどをテーマにした講演や演奏会のほか、平沢氏をしのぶ場を設け、佐藤
さん夫妻と現地の関係者が交流を深めるという。

 佐藤さんは「祖父は生前、昔の仕事のことを多く語らなかったが、台湾の人々や自然に対する深
い愛着をずっと持ち続けていた。100年前の足跡をかみしめながら、感謝の気持ちを伝えたい」と
話す。

               ◇    ◇    ◇

12月23日、陽明山国家公園に「竹子湖蓬莱米原種田故事館」が開館

 2015年12月23日午前「竹子湖蓬莱米原種田故事館」の開館式典が盛大に行われました。陽明山国
家公園の新しい観光スポットになることが期待されています。

 陽明山国家公園中腹に位置する竹子湖には、1923年に内地種米を栽培する原種田が設置され、そ
こで生産され台湾全土に耕作が広がった品種が、後の1926年に「蓬莱米」と命名されたのです。

 1928年に落成した「台北州七星郡竹子湖蓬莱米原種田事務所」と倉庫などの関連施設は、原種田
の耕作管理、種籾の管理、種籾を台湾全土に発送するなどの業務を担いました。これらの建築物は
戦後、二度の増改築が行われ、「梅荷研習中心」の名称で国防部憲兵司令部幹部教育・軍事演習施
設となっていました。

 2009年、台北市政府文化局は蓬莱米原種田事務所を、台湾における稲作発展の歴史を証明する重
要な建築物であると認定。その後、陽明山国家公園管理処と国防部による協議の結果、土地不動産
の転記を経て「竹子湖蓬莱米原種田故事館」の建設計画が進められました。故事館の展示は二つの
テーマに分けられ、「竹子湖の昔と今」と題した地方発展史、「蓬莱米の故郷」と題した「竹子湖
蓬莱米原種田の稲作史」を学ぶことができます。

 12月23日に行われた開館式典では、謝兆樞・台湾大学農芸学部教授によって、蓬莱米のベースと
なった品種「中村」の種籾を復元する作業が日本国立遺伝学研究所との協力で進められたことが報
告されました。現在、台湾にはすでに「中村」は存在しておらず、日本国立遺伝学研究所から台湾
大学磯永吉学会に寄贈された10粒の「中村」種籾も、冷蔵庫の中で30年以上眠り続けていたため、
純粋の「中村」の復元は不可能とされていました。

 しかし、「中村」が台湾の稲作発展に大きく貢献したことを鑑み、再度、国立遺伝学研究所が
「中村」の種籾50粒を台湾に寄贈。2014年2月、ついに30数年の眠りから目を覚ました「中村」3株
の幼苗が芽吹いたのです。全滅した当初の種籾を合わせても、実際に発芽に成功した率はわずか
5.76%(日本側の理論的な発芽率は30%)だったとのこと。台湾の研究者の情熱と努力によって、
「中村」の復元が実現したといえるでしょう。

 また、当日は奇美集団創設者の許文龍氏から、許氏自身が手がけた「蓬莱米の父 磯永吉」と
「蓬莱米の母 末永仁」の胸像が贈与されました。その際には、羅福全・元駐日代表から両氏の功
績についてのレクチャーが行われ、式典は盛況のうちに幕を下ろしました。

 今後、「竹子湖蓬莱米原種田故事館」が陽明山の観光スポットとしてこの地の歴史を伝えていく
ことが期待されています。

                       【本会台北事務所で翻訳、まとめたものです】


【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/


*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*現在、台湾ビール(缶)の在庫が切れています。台湾ビール(瓶)と台湾フルーツビールの在庫
 は大丈夫です。【2015年7月28日】

●美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【随時受付】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、1件につき1,000円(税込)を別途ご負担いただ
 きます。【2014年11月14日】

・奇美食品の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」 2,910円+送料600円(共に税込、常温便)
 *同一先へお届けの場合、10箱まで600円

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 *同一先へお届けの場合、10枚まで700円

●書籍お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版) *new
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾
・片倉佳史著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・手島仁著『手島仁の「群馬学」講座』
・李登輝著『新・台湾の主張
・李登輝元総統特別寄稿掲載の別冊「正論」22号「大解剖『靖國神社』」
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉
・江畑哲男・台湾川柳会編『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂
・小林正成著『台湾よ、ありがとう(多謝!台湾)
・喜早天海編著『日台の架け橋
・荘進源著『台湾の環境行政を切り開いた元日本人
・石川公弘著『二つの祖国を生きた台湾少年工
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・廖継思著『いつも一年生』
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点
・井尻秀憲著『李登輝の実践哲学−50時間の対話
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

●台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム *第14号が入荷!
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

●映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『KANO 1931海の向こうの甲子園
・『台湾アイデンティティー
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南
・『台湾人生
・『跳舞時代』
・『父の初七日』

●講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)


◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46


◆メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の活動情報
とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

●発 行:
日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp
ホームページ:http://www.ritouki.jp/
Facebook:http://goo.gl/qQUX1

●事務局:
午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先:

銀行口座
みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:0110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
*他の銀行やインターネットからのお振り込みもできます。


ランキングに参加しています。
↓一日一クリックの応援お願いします。
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

カテゴリー: 日台共栄 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,