このほど台湾・澎湖島の「菊島澎湖離島横断マラソン」と「姉妹レース」を提携したという。中央通信社が報じている。
これまで台湾の自治体と姉妹都市を結ぶ日本の自治体が主催するマラソン大会に台湾から参加したり、逆に台湾のマラソン大会に日本から参加するというケースはよくある。しかし、マラソン大会がたくさんある日本でも、海外との提携はあまり例がないようで、長野マラソンとアテネマラソンが1998年10月に姉妹提携し、青梅マラソンとボストンマラソンが2010年2月に提携している程度で、台湾との提携は初めてのようだ。
これもまた、日台ならではの心理的な距離の近さがなせるところなのかもしれない。
————————————————————————————-離島・澎湖と富山のマラソン大会が姉妹提携【中央通信社:2018年11月3日】http://japan.cna.com.tw/news/atra/201811030006.aspx
(澎湖 3日 中央社)離島・澎湖の「菊島澎湖離島横断マラソン」(IAAF/AIMS公認)が富山県の「富山マラソン」と姉妹レースの提携を結んだ。澎湖探索未来発展協会と富山マラソン実行委員会事務局の代表が3日、澎湖県内で基本合意書に調印した。今後、両大会の交流がより深まることが期待される。
澎湖湾と富山湾はいずれも国際的な非政府組織「世界で最も美しい湾クラブ」(本部・仏ヴァンヌ)に加盟しており、走りながら海沿いの素晴らしい景色を楽しめるのが両大会の共通点。
澎湖県政府旅遊処の劉美凡副処長は、菊島澎湖離島横断マラソンが昨年、仏ヴァンヌ市のヴァンヌマラソンと姉妹提携を結んだことを紹介。今後は富山マラソンを交えた3者間交流を強化し、澎湖をスポーツ観光の島としてPRしていきたいと意欲を示した。
富山マラソン実行委員会は、世界で最も美しい湾クラブのメンバーである両県がマラソンでもつながりを持ったことを喜び、今後互いに選手を派遣し合っていくと意気込んだ。
今年の菊島澎湖離島横断マラソンは4日に開催。13カ国・地域から2280人がエントリーしている。 (編集:塚越西穂)