蔡英文総統がレーガン大統領記念図書館で談話発表
台湾の声編集部 2018.8.15 15:00
8月12日から9日間の日程で中南米2カ国に向けて出発した台湾の蔡英文総統が同13日、経由地の米ロサンゼルスに到着、レーガン大統領記念図書館を訪問した。
蔡総統は同館に展示されているベルリンの壁の欠片の前で、随行記者団に対し、「自由と民主の価値を生涯守りぬき、民主の潮でベルリンの壁を倒し冷戦を終結されたレーガン大統領を尊敬する。レーガン大統領が当時主張した台湾に対する6つの保障は、現在に至るまで、アメリカの台湾政策の重要な礎であり、また、台米関係を強固なものとする重要な約束でもある。台米関係が数十年の時を経て安定かつ強固なものになったのは、レーガン大統領の功績によるものであり、この功績が消し去られることはない」とレーガン大統領を称える談話を発表した。また、「レーガン大統領はかつて『どんなことでも話し合うことができる。ただ、我々の自由と未来について妥協することのほかについてであれば』と語った。この言葉はまさに今我々台湾人の心境そのものであると信じている」と述べた。
過去には、当時の李登輝総統が2001年、呂秀蓮副総統が2003年、馬英九総統が2014年に渡航経由地のロサンゼルスに降りた際にも、同館を訪れている。馬総統の訪問の際には米国内で談話を発表することはできなかった。
蔡英文総統が米国を通過するのは米台当局高官の相互訪問を促進する「台湾旅行法」が3月に米国で成立して以降、初めて。外交関係のあるパラグアイ、ベリーズを訪問した後、帰路、ヒューストンに立ち寄る。同行する総統府の陳菊秘書長は、中南米に同行せず米国に留まり、ソルトレークシティーなど5都市を訪問する。
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