沖縄は間もなく梅雨明けとなるようで、幸いなことに台風は来ないようですが、ご来日中は曇り空ながら蒸し暑い日が続きそうです。
6月23日には日本台湾平和基金会と日本李登輝友の会共催による歓迎晩餐会に臨み、台湾と沖縄の深い結びつきについてのご講話も予定されています。歓迎晩餐会には、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表や稲嶺惠一・元沖縄県知事をはじめ、國場幸之助・衆議院議員、下地幹郎・衆議院議員などが参加予定で、本会の渡辺利夫会長も出席します。
また、翌24日は、平和記念公園「台湾之塔」前において、李元総統ご自身が台湾出身戦歿者の慰霊顕彰のため揮毫された「為國作見證」碑の除幕式と日本台湾平和基金会による慰霊祭に臨席されることになっています。
————————————————————————————-李登輝元総統、22日から沖縄訪問 台湾出身戦没者の追悼などで【中央通信社:2018年6月21日】
(台北 21日 中央社)李登輝元総統が22〜25日の日程で沖縄を訪問する。李氏の訪日は2000年の総統退任後9回目で、今回は日本台湾平和基金会(那覇市)と日本李登輝友の会(東京都)の招聘により実現した。23日に両会共催の晩餐会に出席するほか、24日には1945年の沖縄戦で日本兵として戦い犠牲となった台湾出身者の慰霊顕彰祭や、李氏が自ら「為國作見證」と揮毫した記念碑の除幕式などに参列する。
日本台湾平和基金会によると、第2次世界大戦では約3万人の台湾出身者が戦没したとされるものの、身元が確認され、糸満市の記念碑「平和の礎」に名前が刻まれているのはわずか34人。このため2016年には別途、台湾出身戦没者慰霊碑「台湾之塔」が建立された。
李登輝事務所の王燕軍主任は、95歳という李氏の年齢と健康状態を考慮し、医師と看護師が各1人、沖縄に同行すると説明している。
(呂欣ケイ/編集:塚越西穂)