次は中国の1.8%だったそうで、読売新聞は「日本は安倍首相がフェイスブックで応援メッセージを手書きし、激励する動画を公表。外国として唯一、救助支援の専門家チームも派遣した。台湾メディアは、東日本大震災時に受けた台湾の支援に報いようと、日本で募金など支援の輪が広がっていることを報じている。もともと親日的であるうえ、こうした動きが高い評価につながったようだ」と伝えています。
なお、2月12日付の「Taiwan Today」誌が伝えるところによりますと、蔡英文総統は2月9日、花蓮地震に対する日本からの心温まるメッセージと支援供与に感謝するため、安倍晋三首相宛てに書簡を送り、「自分と台湾の住民は安倍首相と日本国民から寄せられた温かい友情を感じ取ったこと、台湾が困難に直面する中で、日本政府が迅速に専門家チームと高性能機材を台湾に派遣し、行方不明者の捜索に協力してくれたことは、台湾のことわざにある『患難見真情(まさかのときの友こそ真の友)』を体現したものであり、台日双方の友情と共通の価値観を示すものだと伝えた」そうです。
蔡総統はまた同日「いち早く支援物資を提供してくれたシンガポールのリー・シェンロン首相宛てにも書簡を送り、リー・シェンロン首相とシンガポール国民に感謝した」とも伝えています。
—————————————————————————————–台湾東部地震 支援と気遣いが最も多かった国は「日本」=7割強 世論調査【中央通信社:2018年2月12日】
(台北 12日 中央社)東部・花蓮県で発生した地震に対して世界各国から関心が寄せられたのに関し、台湾への支援と気遣いが最も多かったのは「日本」だと答えた台湾人は75.8%に上った。シンクタンクの台湾世代智庫が12日発表した世論調査で分かった。
政府の対応について、「満足」「やや満足」と答えた人は合わせて82.9%に上った。「やや不満」「不満」は計9.2%。残る7.9%は回答しなかった。蔡英文総統の対応については、73.4%が満足・やや満足と回答した。
この日台北市内で行なわれた記者会見で進行役を務めた弁護士の譚耀南氏は、満足・やや満足している人が支持政党別でもいずれも74%以上だったことを指摘し、政府が仕事をして成果を見せれば満足度は上がり、人々は政府を支持するとの見方を示した。
調査は台湾全土の20歳以上の男女を対象に、今月9、10日に電話を通じて実施。有効回答数は1076件だった。海外からの支援表明に関する質問は、選択肢を設けず、自由回答形式で答えを得た。
(范正祥/編集:名切千絵)