台湾最大野党・民進党主席に蘇貞昌氏

台湾最大野党・民進党主席に蘇貞昌氏 

2012.5.28 産経新聞

 【台北=吉村剛史】台湾の最大野党・民主進歩党(民進党)の主席選投開票が27日、行われ、元行政院長(首相に相当)の蘇貞昌氏(64)が当選した。2005年に続く2度目の主席で、今後は対中姿勢をはじめ、党改革で手腕が問われそうだ。

 主席選は、蘇氏をはじめ、元台南県長(県知事)の蘇煥智氏ら計5人が、党員票約16万を争った。

 蘇貞昌氏は、南部の屏東(へいとう)県出身で台湾大卒。弁護士として1979年の美麗島事件の逮捕者の弁護を担当。立法委員(国会議員に相当)を経て、総統府秘書長(官房長官)、行政院長を歴任した。

 党では秘書長(幹事長)や主席を経験。2008年の総統選には副総統候補として出馬するなど、党内の「四天王」の一人に数えられる。今年の総統選では蔡英文主席(当時)との候補者争いで敗れた


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