日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載
李登輝元総統が昨日退院
昨日、李登輝元総統は大腸癌の手術を受け入院していた台北栄誉国民総合病院を退院さ
れた。曾文恵夫人や王燕軍・李登輝事務所主任などに付き添われ、歩いて病院の玄関まで
出てきて、報道陣の質問に答えられる写真を産経新聞が掲載している。
白い顎鬚(あごひげ)が伸び、いささかやつれた感じは否めないが、厚手の上着にハン
チングを被り、退院時は報道陣のインタビューには答えないとされていたが、にこやかな
様子で報道陣の質問に答えられている。
台湾の報道によれば、術後は順調で、お粥なども食べられるようになり、健康状態は良
好だと主治医は話しているという。また、化学療法などの必要もないが、3ヶ月後に再検査
をするという。
なお、報道陣から17日に黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席が突然亡くなったことについて
質問され、李元総統は「黄氏は良い友人で、訃報は17日午前、テレビに流れるテロップで
知って非常に驚いた。すぐスタッフに必要な手配をさせた」と述べられたという。