【黄昆輝台連主席】「中国依存」を主張する海基会理事長の辞任を要求
2009.02.07
「台湾の声」
台湾の対中国窓口機関である海峡交流基金会(海基会)の江丙坤理事長が「中
国に依存するのは何も悪いことではない」と発言したことに対して、黄昆輝・台
湾団結連盟(台連)主席は2月5日、「海基会は政府の委託を受けて中国と交渉
するのに、台湾は中国に依存すべきだと主張するのは『失格』だ」と不満を表明
し、江理事長の辞任を求めた。
さらに黄主席は「江氏の発言は『投降主義』で、まったく主体性が感じられな
い。もし国民党の意識がただ中国への依存を求めるだけなのであれば、中国に御
主人様になってもらえばよい。政権を担当する資格などない」と厳しく批判した
。
また、民主進歩党(民進党)の鄭文燦・文宣部主任は「江丙坤氏は中国と利益
関係が深いのに、それでも両岸交渉の重要な役割を担い、台湾が中国に依存する
のは間違っていないなど言い出すに至った。海基会理事長として不適任だ」と指
摘し、直ちに辞任するよう求めた。