■武蔵村山市議会議員 天目石 要一郎
先般は、メールマガジン「日台共栄」に掲載していただきありがとうございました。
台湾問題は、自治体レベルでは外国人登録の問題もあります。台湾人の友人は外国人登
録証に中国人と書いてあるため、結婚の時、「中国大使館で独身証明書をもらってきてく
ださい」と、役所職員の嫌がらせというより、多分に無知により手間取ったということが
ありました。加えて、日常的に「中国人」と書かれているので、中国人犯罪が多いため、
白い目で見られることが多々あって困るとのことです。もっとも、中国人は中国人で、犯
罪をするのは福建人なので、一緒にしないで欲しいと困っています。
また、外国人登録証には、台北県台北市と日本の自治制度と混同したような表記がなさ
れています。なんとか、登録証の記述内容を正常化させたいものです。
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台湾を中国領土とする中学校の地図帳問題に関して、東京・武蔵村山市の天目石要一郎
議員からのお便りは9月9日付のメルマガに掲載しています。
地図帳問題は、天目石議員が指摘されるように、実は「外国人登録証」にも直結してい
ます。外国人登録証の国籍欄が台湾出身者の場合、「中国」とされているからです。
この外国人登録証問題については、本会ホームページでもその問題点について詳しく解
説していますので、ぜひそちらをご覧ください。
ビザ(査証)の場合は、台湾と中国(中華人民共和国)は完全に別な国として扱います
ので、なんら問題はありません。ところが、外国人登録証の場合は同じ「中国」とするこ
とから混乱が生じています。
ただし、外国人登録証の場合はまだ救われます。国籍欄の下に台湾の住所や出生地が記
してあるからです。救われないのは、実は運転免許証です。この国籍欄は、台湾出身者も
中国出身者もすべて「中国」となっているからです。これはまったく区別がつきません。
解決方法はいくつかありますが、もっとも簡単な解決法は、外国人登録証も運転免許証
も、国籍欄を「国籍・地域」とし、「中国」と「台湾」を書き分けることです。ビザで台
湾と中国を分けることができるのなら、外国人登録証や運転免許証でできないはずはあり
ません。日本社会に混乱を生じさせず、台湾出身者と中国出身者の人権を守るためにも、
国籍欄の記述内容を早急に改正させたいものです。(柚原)
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