李登輝元総統と蔡焜燦氏が南部利昭宮司に弔辞

1月7日に急逝された靖国神社の南部利昭宮司の通夜祭が1月11日午後6時から、告別式が
翌12日午後1時から、東京・信濃町の千日谷会堂(せんにちだにかいどう)において斎行
された。

 斎場の真ん中には今上陛下からの御供物が「天皇陛下」の垂札とともに供えられ、常陸
宮家など皇族方の御供物も供えられ、まさに厳かとしか言いようのない雰囲気が漂ってい
た。通夜祭には三笠宮寛仁(みかさのみや・ともひと)親王殿下も参列され、喪主の節子
夫人に続いて大真榊の玉串を奉奠された。

 通夜祭の斎場内外は弔問者であふれ、外に備えられた大型テレビ2台が斎場内の模様を
映し出し、神式で執り行われた式典に参加した。

 麻生太郎総理や細田自民党幹事長をはじめ多くの人々が生花を供えていて、その中には
台湾の李登輝元総統と蔡焜燦氏の名前も見えた。李登輝元総統と蔡焜燦氏からは弔電も届
けられている。ここに南部宮司のご冥福を祈りつつご紹介したい。     (編集部)


 ご主人様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。先年、!)國神社への初参拝が
実現した折はご高配に預り深く御礼申し上げます。私にとって忘れ難い一生の思い出とな
りました。心からご冥福をお祈り致します。
                               台湾元総統 李 登輝

 ご主人様のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げますと共に心からご冥福をお祈り致し
ます。これまでのご交友に感謝し、惜別の歌を捧げます。「異なれる國と隔つも吾が心友
(とも)よ一期一会のかくも儚き」
                              台湾歌壇代表 蔡 焜燦



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