して蘇嘉全・同党秘書長を指名したと発表した。
昨日の本誌で民進党副総統候補について、蔡氏意中の副総統候補者を早々に発表して万
全の態勢で総統選挙に臨むべきだろうと書き、有望とされる蘇嘉全・秘書長の略歴を掲載
したが、改めて蘇氏の略歴を掲載し、同氏の顔写真を掲載して報道する朝日新聞の記事を
紹介したい。
蘇嘉全:1956年10月22日、屏東県生まれ(54歳)。国立台湾海洋大学卒。国民大会代表、
立法委員、屏東県長、農業委員会主任委員(農水大臣に相当)、内政部長などの要職を歴
任し、2009年12月に民進党中央総本部の秘書長(幹事長に相当)に就任するも2011年に台
中市長選挙に出馬したため辞任。台中市長選挙では現職の胡志強氏に3万票の僅差で惜敗。
2010年12月に秘書長に再就任して現在に至る。
台湾民進党の副総統候補に蘇氏 世代交代印象づける
【朝日新聞:2011年9月10日】
http://www.asahi.com/international/update/0909/TKY201109090422.html
来年1月の台湾総統選で、最大野党・民進党の副総統候補が蘇嘉全・党秘書長(54)に決
まった。総統候補の蔡英文(ツァイ・インウェン)・党主席(55)が9日発表した。党内の
世代交代を印象づけるコンビで、4年ぶりの政権奪回に挑む。
蘇氏は屏東県長、内政部長(内政相)などを歴任。昨年の台中市長選では国民党現職を
あと一歩まで追いつめた。民進党が弱かった台中など中部を補強する役割が期待されてい
る。
副総統候補選びは迷走した。蔡主席は当初、中央銀行総裁を13年務める彭淮南氏(72)
に白羽の矢を立てた。金融政策のかじ取りで絶大な信頼を得るが、再三の打診を固辞された。