本年3月末に開催した本会総会で可決された事業計画のひとつに「日台相互交流の推進」
がある。内容は「台湾の政治・学術・文化関係団体との相互交流を推進し、修学旅行や日
台留学生などの相互受け入れ、自治体や議会などによる姉妹提携や親善交流をめざした活
動の促進を図る」とされている。
昨年度も同様の事業計画が可決されていて、これに基づいて公立高校などの台湾への修
学旅行を勧め、台湾での李登輝元総統による講演などを実現させてきている。今年もある
公立高校の台湾修学旅行をサポートしている。
特に今年は東日本大震災に対し台湾から多大な支援をいただいたことで、台湾への関心
が深まり、それは修学旅行にも及んでいる。
全国修学旅行研究協会では来る10月22日、 教師を対象として、修学旅行先としての台湾
の理解を深める「台湾修学旅行セミナー」を東京・千代田区のグランドヒル市ヶ谷で開催
するという。講師は、『台湾を愛した日本人─八田與一の生涯』で烏山頭ダムを造った八
田與一を日本で初めて紹介した古川勝三(ふるかわ・かつみ)氏だ。参加費は無料だそう
だ。本誌読者の中で学校教員の方の参加をお勧めしたい。
この「台湾修学旅行セミナー」について報じた産経新聞の記事を下記に紹介するととも
に、全国修学旅行研究協会のホームページに記載しているお申し込み方法などは下記の通
り。
◆お申込み
・お申し込みは、FAX、専用Web申込みフォームまたはE-mailに必要事項(*)をご記入の
上、お送りください。
*必要事項:1.学校・団体名(所在地)、2.お名前、3.電話番号、4.(あれば)FAX番
号、5.(複数人でお申込みの場合は、別途、参加人数分の必要事項をご記入ください。)
・申込用紙:台湾修学旅行参加希望用紙 [PDF/110KB] http://shugakuryoko.com/shusai/seminar/pdf/2011-02-taiwan.pdf
・会場準備の関係上、複数でご参加の場合は参加者全員のお名前をご記入ください。
◆問い合わせ・申し込み先
公益財団法人全国修学旅行研究協会・本部事務局
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-6-8九段南ビル6階
TEL:03-5275-6651/FAX:03-5275-6653
E-mail:https://pro.form-mailer.jp/fms/beb6e7229531
◆公益財団法人全国修学旅行研究協会ホームページ
http://shugakuryoko.com/
修学旅行先を台湾に 22日に八田與一研究家招き都内でセミナー
【産経新聞:平成23年(2011年)10月7日】
東日本大震災で苦しむ日本に200億円を超える義援金を寄せた親日の台湾を高校生の修学
旅行先として研究しようと、公益財団法人全国修学旅行研究協会は22日、東京都新宿区の
ホテルグランドヒル市ケ谷で、教諭を対象に「台湾修学旅行セミナー」を開催する。
日本の台湾統治時代の功績が残る各地を巡りながら、台湾の人々と心の絆を深め、若者
に国際感覚をはぐくんでもらおうと同協会が立案。台湾南部にダムと用水路を建設し、不
毛の平原を穀倉地帯に変えた日本人技師、八田與一を初めて紹介した松山市の元中学校長、
古川勝三氏が「台湾を愛した日本人(土木技師八田與一氏の功績)」と題して講演する。
参加費は無料。希望者は14日までに同協会のファクス(03・5275・6653)かメール
(shuryo@h2.dion.ne.jp)で申し込む。
また同協会では、台湾教育旅行現地研修会を12月25日から28日まで実施する。参加費は3