読売新聞の「声援・復興めざして」という欄に掲載された林志玲(リンチーリン)様の
文章を拝読して、落涙。暫く止まりませんでした。
これほど心のこもったお言葉があるでしょうか? 林様の魂の真底から出たお見舞いと
ご激励が、胸にしみ入ります。被災した東北の人たちならずとも、わたくしのように感激
して拝読させていただいた人が多かったことと確信いたします。
御文の格調の高さに、驚嘆しております。これほど素晴らしい日本語の文章を書ける日
本人が、一体どれほどいるでしょうか?
テキスト文を入力しながら、この方の惻隠の情と、人の心を揺り動かす素晴らしい御文
に、改めて感じ入りました。何度も涙で画面が曇って困りました。
台湾の方々には、感謝しきれないほどの義捐金とご支援をいただいております。日本人
の一人として、このご恩は決して忘れません。それに加えて、この林様のお励ましに、改
めて御礼申し上げます。有難うございます。
海外からも心寄り添う 林志玲(リンチーリン)さん 台湾人女優
【読売新聞:2011年10月10日「「声援─復興めざして」欄】
あの日、滞在していた北京で震災の発生を知りました。あっという間に大勢の人の命を
奪った津波の映像を見ると、いまでも心が痛み、涙が出てきます。
日本には留学経験があります。台湾親善大使時代には宮城や福島を訪ね、冷たい雪とは
対照的な、東北の人たちの暖かさにも触れました。被災した方の苦しみは人ごとではあり
ません。台北で募金イベントに出演したときには、ずっとこう思っていました。私たちは
いつもそばにいますから、と。
復興には、まだまだ時間がかかるかもしれません。でも、家族を亡くし、家も失いなが
ら、それでも勇気をもって前を向いている人たちを尊敬しています。
東北の皆さん、自分たちの力を信じてください。海外の人たちの心が寄り添い続けると
信じてください。
被災地の皆さんに笑顔が戻ることを願っています。
・林志玲さんの寄稿文からは、日本へ寄せる深い思いが手に取るように伝わってきます。
被災された人々はもちろん、日本人の胸に響く一文です。数年前、林志玲さんが日本の
国土交通大臣から台湾親善大使に任命されたとき、その任命式にたまたま居合わせまし
た。和服姿がよく似合う本当にきれいな方で、日本語も少し話されたので驚いたことを
思い出します。この寄稿文を読んで、台湾で好感度ナンバーワンを保ち続ける彼女の「秘
密」が少しわかったような気がします。またこの一文が、台湾の人々の日本に寄せる思
いを代弁しているのかもしれません。日本に心を寄り添い続けているのは、やはり「台湾」