ありません。
あらためて日本から台湾が独立すべきであると云うことを言う人がいますが、若し何処
かの国が異論を唱えたら一体どうするのでしょうか。中国が併合を主張することは確実で
しょう。
今現在台湾に国家性が備わっていることは明々白々です。世界中の殆どの国は、建前は
別として、本音では台湾を独立国家と認識しています。どうして台湾の法的地位未定論な
ぞを主張しなければならないのでしょうか。
台湾は独立国家であると主張し続けるべきです。中華民国体制の問題は台湾の国内政治
によって解決すべきです。
法的に我が国の主権が昭和27年まで朝鮮半島に及んでいたと云うことにはなり得るにし
ても、そうだとすると、朝鮮戦争は我が国の領土内で起こったことになります。金日成政
権は我が国の領土内で成立したことになります。
ソ連はサンフランシスコ平和条約に調印していません。
ソ連軍が北朝鮮から撤退しても、金日成政権には中ソの手先としての性格が強く残りま
した。自由大韓民国の手に北朝鮮地域が戻らなければ、北朝鮮地域は、中ソによって主権
が蹂躙されたままであることに変わりはなく、朝鮮(韓)民族の主権が恢復されたとは云
えません。
この種のことは、余りに法論理を細かく考えると、奇妙な話になったり、現実にそぐわ
なくなったりします。
台湾は台湾であり、その他の何者でもないと言い続けるべきなのです。(10月21日)
●台湾は、日本やアメリカと同じ、紛れもない独立国家であり主権国家です。ただ、日本
やアメリカなどが「中華人民共和国」を中国の唯一の合法政府と認めたため「中華民国」
との国交が断絶しました。国連の五大国には未だ「中華民国」の名称が残り、それを引
き継いだのは中華人民共和国となっていますから、「中華民国」名での国連加盟はとう
てい無理です。そこで、「台湾」名での国連加盟が望まれ、かつ急がれます。国連加盟