で台湾関係の本が「中国」という表示の下に並べられている問題で、埼玉県は「県教育局
が浦和、熊谷、久喜の県立図書館で新たに「台湾」という分類表示を導入する」ことが決
まったという。
これはまさに本会が進めている台湾正名運動の図書館版で、「図書館正名」が実現した。
おめでとうございます。図書館正名を進められた関係各位のご尽力に心からの感謝を捧げ
ます。
急展開! 埼玉県立図書館で「台湾」表示を導入決定
【産経新聞:平成24(2012)年3月14日】
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120314/stm12031412450005-n1.htm
写真:新たに導入された「台湾」の分類表示。これまでは「中国」のスペースに並べられ
ていた=12日、さいたま市浦和区の県立浦和図書館
埼玉県立浦和図書館(さいたま市浦和区)など多くの公立図書館で、台湾に関連する書
籍が「中国」と表示された書架のスペースに並べられている問題で、県教育局が浦和、熊
谷、久喜の県立図書館で新たに「台湾」という分類表示を導入することが13日、分かった。
台湾の本を「中国」と表記したスペースに並べることは、「日本十進分類法」という図
書分類法に従ったものだが、政府は台湾を中国の領土の一部とは認識しておらず、識者は
「台湾が中国領だという誤解を招き、親日家の多い台湾人に失礼」と批判している。
県議会でも、鈴木正人氏(刷新の会)が2月27日の代表質問で上田清司知事に見解を求
め、上田知事は「在日外国人が図書館で調べ物をしたときのプライドも考えたい。何かい
い方法が埼玉独自にできないか」と述べていた。
県の担当者は「これまでの図書館の対応には問題はなかったが、知事の意向も踏まえて
導入することにした。確かにこの方が分かりやすくなる」と説明。浦和図書館では9日か
ら新しい分類表示を開始した。
県外では、東京都荒川区の区立図書館が区議からの指摘を受け、2月末に導入している。