れまで何度も話しているが、尖閣諸島は日本の領土だ」と改めて言及されたという。「レ
コード・チャイナ」紙が伝えているので下記に紹介したい。
李登輝元総統は2002(平成14)年9月、沖縄タイムスのインタビューで尖閣諸島が日本の
領土であることを明言されて以来、何度も「尖閣諸島は日本の領土」と繰り返し言及され
ている。
最近でもっとも大きな衝撃を与えたのは、2008(平成20)年9月に沖縄を訪問された際、
仲井眞弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事をはじめ、稲嶺惠一・前知事、高嶺善伸・
沖縄県議会議長などの並み居る沖縄要人との昼食会の席上、「尖閣諸島はまちがいなく日
本の領土」と明言したことだ。
このことについては、本会の柚原正敬・常務理事が沖縄訪問記録をまとめた『誇りあ
れ、日本よ─李登輝・沖縄訪問全記録』に寄稿しているので、下記に紹介したい。
「尖閣諸島は日本の領土」、李登輝元総統が改めて言及
【Record China:2012年4月20日】
http://news.livedoor.com/article/detail/6486918/
写真説明:19日、台湾の李登輝元総統がこのほど、「これまで何度も話しているが、尖閣
諸島は日本の領土だ」と改めて言及した。写真は第二次大戦後に日本で出版さ
れた地図。
2012年4月19日、環球時報によると、台湾の李登輝(り・とうき)元総統が「これまで何
度も話しているが、尖閣諸島は日本の領土だ」と改めて言及し、日本の石原慎太郎都知事
が尖閣諸島を東京都が購入する意向を示したことについて、「国の政治が良くないせい
だ。台湾と同じだ」と語った。
また、2010年9月に起きた尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と中国の漁船が衝突した事件
について、日本政府が漁船の船長を釈放したことを「きわめて遺憾だ」と語った。
中国政府が尖閣諸島の領有を主張していることについて、李元総統は「中華帝国覇権主
義的な領土観にもとづいた主張であって、かつて朝貢していた国を自分たちの領土の外周
だと考えている」と評し、根拠として挙げている古文書も清の時代に光緒帝が皇太后の病
気を治すために民が尖閣諸島の近海で採った薬草を使い、後に島をその民に与えたという
だけで、「国際法上、何の根拠にもならない」と指摘している。
李元総統は以前、日本のメディアに「尖閣諸島は日本の領土であり、道理に合わないこ
とを主張する中国に譲歩する必要はない」と語ったり、中国の主張を「美人を見て自分の
妻だと言っているかのようだ」と話して波紋を呼んでいた。(翻訳・編集/岡田)