日本を訪問するケースも多い。なんと台湾の高校の90%にも上るという。
4月22日、国立花蓮高級中学が和歌山県の熊野高校を訪問して交流したことを地元紙が伝えてい
る。下記に紹介したい。
台湾の高校生が熊野高校を訪問
【紀伊民報:2014年4月23日】
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=272214
写真:ゲームで交流する熊野高校の生徒(右)と台湾の生徒=22日、和歌山県上富田町朝来で
日本の高校に当たる台湾の学校の生徒が22日、熊野高校(和歌山県上富田町朝来)を訪れ、同校
の生徒と交流した。教育旅行で県内を訪れる海外の学校は増加傾向にあり、県はさらなる誘致に力
を入れていく。
熊野高校を訪問したのは「国立花蓮高級中学」の生徒59人や教員ら。体育館であった歓迎式で
は、熊野の生徒が吹奏楽や空手道の演武を披露。台湾の生徒は歌とダンスで盛り上げた。
「異文化探求」という熊野の選択授業では、両校の生徒でグループをつくり、ゲームを楽しん
だ。最初は緊張気味だった生徒もいたが、次第に打ち解け、笑顔で記念写真に納まる姿も見られた。
熊野3年の安達康介君(18)は「会話は難しかったが、漢字と英単語でコミュニケーションは取
れたので仲良くなれた」、花蓮1年の李慈君(15)は「熊野の生徒は積極的に声を掛けてくれたの
で、温かさを感じたし、楽しかった」と感想を話した。
台湾の一行は21日に来日した。白浜町日置で民泊を体験し、橋杭岩(串本町)や熊野那智大社
(那智勝浦町)を回るほか、大阪市や京都市も観光する。26日に帰国する。
海外から県内への教育旅行が増えているのは、都市部にはない自然や地元住民らと触れ合う時間
が好まれていることなどが理由。県はセールス先でこうした点をPRしている。台湾の学校が特に
多いが、マレーシアやオーストラリアの学校が来県したこともある。花蓮のように、民泊を行程に
盛り込む学校も多い。
ただ、県と同様に海外からの誘致に注力している他県の自治体もあり「競争は激しい」(担当
者)。県は今後、アジアだけでなく欧米諸国にも売り込みを掛けるとともに、要望を聞いたり細か
い情報を提供したりしていく。