10月例会のテーマは台湾です。
先週末(9/27-28)に旅博改めツーリズムEXPOジャパン2014が開催されました。台湾は、アジア
の中でもひときわ大きなブースでした。台湾からこのために170人も来られていたそうです。
2013年の台湾からの観光客は221万821人、韓国に次いで2番目です。一方、昨年台湾に入国した
日本人は142万1550人、中国に次いで2番目です。
今年、台湾をぐるりと周遊しましたが、どこへ行っても人々が優しくてフレンドリー。個人旅行
しやすかったです。何より親戚の家にいるような安心感があり、何ともいえない心地よさがありま
した。
10月例会では、台湾が日本統治時代(1895年−1945年)から中華民国統治時代に、どのように時
代をくぐり抜けたのか、「台湾独立運動の父」王育徳氏のお子様 王明理氏をお迎えし、台湾の近
現代史と民主化運動について語っていただきます。
今年3月台北で、日本でいう国会が占拠されるという学生運動が起きました。香港でも民主化要
求デモも真っ只中です。タイムリーな話も登場します。
観光とは趣が異なるテーマですが、きっとより深く隣国を理解できると思います。皆様のご参加
をお待ちしております。
★☆★ 東京海外旅行研究会 10月例会案内 ★☆★
◆日 時:10月25日(土) 13:00 〜(12:50開場)
◆場 所:目黒区中小企業センター 5階 会議室
住所:目黒区目黒2-4-36 電話 03-3711-1135
地図:http://www.kaigairyoko.com/~kaiken/kaiken/map.html
◆参加費: 300円(会員)/ 990円(一般)
*事前予約の必要はありません。直接会場へお越しください。
*スケジュール
13:00 〜 14:50頃 旅行報告・旅行情報 発表
15:00頃 〜 16:30頃
講演会 『知られざる台湾の近現代史 〜父 王育徳に寄せて〜』
講 師 王明理 氏 (台湾独立建国聯盟日本本部委員長)
多くの人に「台湾独立運動の父」と慕われる、王育徳(おう・いくとく)氏を父に持つ、王明
理(おう・めいり)氏をお迎えし、ご講演いただきます。
学者時代の李登輝元総統とも密かに親交を持っていた台湾語研究者の王育徳氏がめざした世界
を話していただくとともに、台湾人初の検察官だった伯父で、二二八事件の犠牲となった王育霖
(おう・いくりん)氏のことなども交えてのお話です。
今年春に世界を轟かせた台湾の「ひまわり学生運動」にも触れ、台湾の近現代史と日本の関わ
りをテーマにお話しいただきます。また、歴史だけでなく、経済発展めざましい台湾の人々の生
活にも触れ文化的考察をしていただきます。
台湾には何度も行ったことあるという方も、旅人初心者と言う方も観光案内とは異なる、目か
らウロコのお話を楽しみにしてください。
〔王明理氏のプロフィール〕
東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。
台湾独立運動に尽力された父、故王育徳氏(元明治大学商学部教授)の意志を受け継いで台湾独
立建国聯盟日本本部委員長に就任。『王育徳全集』編集委員。
著書:詩集『ひきだしが一杯』(創造書房 2003年)、共訳書ジョン・J・タシク著『本当に「中
国は一つ」なのか』(草思社2005年)ほか。
父王育徳氏の回想をまとめた『「昭和」を生きた台湾青年 日本に亡命した台湾独立運動者の回
想1924-1949』(草思社2011年)。
『台湾独立建国聯盟』 http://www.wufi-japan.org/
*当日の進行によって開始時間が前後する可能性があります。事前にご了承ください。
*会場定員に限りがあります。満席の場合、立ち見になりますので、早めにお越しください。
16:40 〜 17:00頃 事務連絡
17:20 〜 二次会
*近くの飲食店で2次会を開催する予定です。
*事前の予約不要、参加自由です。例会会場にて参加の有無を確認します。