式と壮行会が福岡市中央区の平和樓本店で開かれた。産経新聞が伝えているので下記に紹介した
い。
今次の訪台では烏来の高砂義勇隊記念碑や烏山頭ダムや寶覚禅寺などで慰霊祭を行い、高雄市も
訪問、陳菊市長にガス爆発事故の義捐金を届ける予定だという。
なお、記事では「戦時中に日本軍の軍人・軍属として亡くなった台湾出身者3万3千人を追悼す
る」とある。3万3千人という台湾出身戦歿者数は「日華(台)親善友好慰霊訪問団」が毎年訪れて
いる台中市・寶覚禅寺内に建立の「霊安故郷」碑にも刻まれている。
しかし、昭和48(1973)年4月14日に厚生省(現・厚生労働省)が発表した台湾出身戦歿者数は3
万304人(軍人:2,146人、軍属:2万8,158人)となっている。
3万3千人という戦歿者数がかなり流布されているようだ。これも慰霊顕彰のために訪台する日本
人が増えたという一つの証なのかもしれないが、本誌では厚生省発表の戦歿者数を根拠としてご紹
介している。
日台友好慰霊訪問団が福岡で結団式 台湾出身の戦没者追悼へ
【産経新聞:2014年10月13日】
http://www.sankei.com/region/news/141013/rgn1410130031-n1.html
戦時中に日本軍の軍人・軍属として亡くなった台湾出身者3万3千人を追悼する「日華(台)親善
友好慰霊訪問団」(小菅亥三郎団長)の結団式が、福岡市内であった。会社員や主婦ら約70人が集
まり、日台間の信頼関係を高めようと誓い合った。
平成11年に訪問団を結成した。16回目となる今年は11月22日から5日間の日程で台湾を訪れ、台
中市の宝覚寺で営まれる戦没者慰霊祭などに参加する。8月に高雄市で発生したガス爆発事故に対
する義援金も持参し、高雄市長に手渡す。
結団式では、日本との経済文化交流を担う台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長が講演した=
写真。戎氏は「組織の強い意志がなければ、16回も訪問を継続できない。心から尊敬します」と述
べた。