台湾で注目される屏東産カカオ豆 世界的なチョコレート職人も高評

台湾最南端の屏東県といえば、マンゴー、ライチ、バナナ、パパイア、インドナツメなどの果物、玉ねぎやキュウリなどの野菜、またマグロや桜エビなどを思い浮かべる人が多いかもしれない。

 近年、注目を集めているのがチョコレートの原料となるカカオ豆。15年ほど前から、このカカオ豆を屏東県で生産している。檳榔(びんろう)の栽培を止め、代わりにカカオ豆の栽培に取り組む農家が増え、いまやその作付面積は約300ヘクタール、約300世帯に広がっているそうだ。屏東はコーヒーも特産品の一つだが、作付面積は200ヘクタールで、すでにカカオ豆の方が広くなっている。その大部分が内埔郷、萬巒郷、竹田郷、高樹郷など客家の人々が多く住む地域に集中しているという。

 昨年、ロンドンで開催されたインターナショナル・チョコレート・アワードで銅賞を獲得したチョコレートが屏東産カカオ豆を原料に使用していたことから、屏東県産カカオ豆の知名度が上り、さらに関心が高まっているそうだ。

 昨年4月、台湾側からの招きで世界的に著名なチョコレート職人(ショコラティエ)の土屋公二氏が屏東県のカカオ畑を訪れたところ、世界の全体生産量で3〜5パーセントしか採れないとされる希少な高級カカオ豆のクリオロ種を発見、屏東県のチョコレート産業が発展する見込みは十分あると高く評価したと報じられている。

 屏東県ではカカオ豆の生産に力を入れ、品質と風味を高め、海外市場の開拓につなげようと、9月15日から17日まで「屏東カカオ豆風味品評会」を開いたことをTaiwan Today誌が伝えているので紹介したい。

 近年、日本でも台湾のコーヒーやウィスキーが話題になっているが、今後は屏東産カカオを使ったチョコレートに注目が集まってくる気配がする。おいしいチョコレートは台湾という時代が来るかもしれない。

————————————————————————————-屏東県がカカオ豆品評会を開催、海外市場開拓へ【Taiwan Today:2018年9月17日】

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?post=141654&unit=151&utm_source=Taiwan%20Today%20JP%209&utm_medium=email&utm_content=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%20textlink

 台湾南部・屏東県が地元で生産されるカカオ豆の品質と風味をいっそう良くするため、初の「屏東カカオ豆風味品評会(TAIWAN PINGTUNG CACAO BEAN QUALITY &FLAVOR COMPETITION)」を開催している。

 屏東県でカカオ豆が生産されるようになって15年。昨年には同県東港鎮にある福湾荘園(Fuwan Villa)の総料理長、許華仁さんが屏東県産のカカオを使用して制作したチョコレートが、チョコレートの世界大会「インターナショナル・チョコレート・アワード」の「アジア太平洋地区大会」で金賞5個、銀賞2個、銅賞1個を獲得、さらに同世界大会でも銅賞に選ばれた。屏東県産のカカオ豆が世界の注目を浴びるようになったことを受けて屏東県は、品質をさらに高めて海外市場の開拓につなげようと積極的な取り組みを始めた。

 台湾では今月、「インターナショナル・チョコレート・アワード・アジア太平洋地区大会」と「屏東カカオ豆風味品評会」が相次いで行われている。いずれも台湾で開催されるのは初めて。台北市(台湾北部)では14日、「インターナショナル・チョコレート・アワード・アジア太平洋地区大会」の決勝戦と表彰式が行われた。700点あまりの作品が参加した中、台湾は65の賞を獲得。その多くは屏東県のカカオ農家とチョコレートメーカーで、許華仁さんは個人で金賞3個、銀賞6個、銅賞5個を手にした。

 一方、「屏東カカオ豆風味品評会」には台湾、日本、韓国、フィリピン、マレーシアの審査員が屏東県のカカオ農家31チームによって生産されたカカオ豆を審査。審査員長は世界的に知られるショコラティエ、日本の土屋公二氏が務めている。

 ビンロウと共存可能なカカオの木は年々その農園面積を広げ、屏東県でホットな新興産業となっている。屏東県は昨年初めて、「屏東精品チョコレート風味コンテスト」を開催。その後、同コンテストでの受賞作品が世界大会で次々に賞を得たことで、屏東県で作られるチョコレートの知名度が高まった。

 「屏東カカオ豆風味品評会」の予選は15日から17日まで行われた。審査項目はカカオ豆のサイズと等級、外観と品質、発酵レベル、そしてカカオのアロマと風味。予選での上位20位が、21日に20点のチョコレート作品を制作して最終選考に臨むことになっている。


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