藤原正彦氏が週刊新潮コラムで「台湾学生にエールを」

日本李登輝友の会メールマガジン『日台共栄』(平成26(2014)年3月29日)より

藤原正彦氏が週刊新潮コラムで「台湾学生にエールを」

 「週刊新潮」に「藤原正彦の管見妄語」を連載する、数学者にして作家の藤原正彦氏が2014年4月3日号(2014/03/26発売)の同コラムで「台湾学生にエールを」と題し、「中国の野望に対し奮い立った台湾の学生達の祖国愛と勇気に、私は強い共感を覚える」と、立法院を占拠し続けている台湾の学生たちの行動に共感を寄せ、エールを送っている。

 藤原氏は、なぜ学生たちが行動を起こしたのか、その背景を次のように説く。

≪学生が騒いでいるのは、国民的議論を経ぬまま結ばれたこの協定の批准に関する委員会審議を、与党が一方的に打切ったためとされる。無論、非民主的手続きなどという些細なことに怒っているのではない。協定が台湾の存亡に関わると洞察したからだ。≫

≪学生達は、サービスを市場開放すると言えば聞こえはよいが、台湾経済は市場規模の段違いに大きい中国経済に呑みこまれてしまう。中国と台湾の経済一体化であり、中国による台湾併合の第一段と感じとっている。≫

 さすが『国家の品格』の著者だ。行動の本質をズバリ衝く。慧眼である。さらには「台湾は我が国にとって貿易上および国防上の生命線と言ってよい」とも説く。立ち読みでもいいから読んでおきたい一文だ。

転載者:『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html

2014.3.29 15:00


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