新刊紹介

<新刊紹介>

ビル・ヘイトン著 小谷まさ代訳
「『中国』という捏造:歴史・民族・領土・領海はいかにして創り上げられたか」

草思社刊(2023年3月20日)
477頁 税込3,344円

習近平は言う。
「五〇〇〇年以上にわたる歴史のなかで、わが国は優れた文明を作りあげ、人類に卓越した貢献をし、世界における偉大な国家の一つとなった」。
だが、実際には「中国」とは近代になって強引に創り上げられたものにすぎない。

「中華民族の均一性も、中国の国境線も、さらには国民国家という概念さえも、すべて一九世紀後半から二〇世紀前半に捏造されたものなのだ」(序章)

中国が五〇〇〇年間ずっと統一国家であり統一国民であったという神話の虚構性を、「中国(チャイナ)」という国名と概念の導入から、歴史、民族、言語、領土、領海など広範にわたって詳細な資料をもとに検証する。

●目次より

序 章 「五〇〇〇年にわたる歴史」
第1章 「中国」の捏造ー国名のなかった国
第2章 「主権」の捏造
第3章 「漢民族」の捏造
第4章 「中国史」の捏造
第5章 「中華民族」の捏造
第6章 「中国語」の捏造
第7章 「領土」の捏造
第8章 「領海」の捏造
結 論 「中国の夢」

●著書と訳者について

ビル・ヘイトン(Bill Hayton)
英国のシンクタンク王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアジア太平洋プログラム研究員、BBCワールドニュースのジャーナリスト。著書に『南シナ海』(河出書房新社刊)など。

小谷 まさ代(こたに・まさよ)
翻訳家。富山県生まれ。富山大学文理学部卒業。主な訳書に、『中国共産党』(リチャード・マグレガー著、第23回アジア太平洋賞大賞を受賞)『中国「絶望」家族』『ならず者国家』『本当に「中国は一つ」なのか』『米国特派員が撮った日露戦争』『日本帝国の申し子』『アメリカがアジアになる日』(以上、草思社)、『成功にはわけがある』(講談社)、『ドリームウィスパラーの超潜在開発スペシャル』(ヒカルランド)、『ナタリー・ポートマン』(ブルース・インターアクションズ)、『I
LOVE YOU,
MOM』(ぶんか社)、『心ひとつで人生は変えられる』『エラ』『完全なる治癒』『多重人格はこうして作られる』(以上、徳間書店)、『絵で見る人体大地図』(同朋舎出版)などがある。


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